ベネルクス三国旅行記(8)
2013年 06月 20日
正式国名はルクセンブルク大公国、首都はルクセンブルク市、人口は47万人、政体は立憲君主制です。
小国ながら経済的には豊かで、21世紀に入ってから国民一人当たりGDPでは世界一を維持しています。
ルクセンブルクに入って先ず目についたのは、道路沿いの店に長い行列ができていて、そのほとんどが男性だったことです。訊いてみたら、タバコを購入する人の列でした。この国は税金が安いためタバコも安く買える。そこで周辺のスモーカーがわざわざここまで来てまとめ買いをしているというわけです。
税率が低いということが海外からの投資を呼んで、今やスイスと並ぶ国際金融センターになりました。市内の大きな建物は銀行のビルです。なんでも北朝鮮の金正日の隠し資産の大半がここルクセンブルクの銀行に預けられているとか。
税金が安過ぎるというので、EU内部からタックスヘイブンという指摘も出ていて問題にはなっているようです。
旧市街と新市街を結ぶアドルフ橋、1900年の初頭に架けられ当時は世界最大の石造りアーチでした。
向かって右側が旧市街。
アドルフ橋のたもとにあるのが欧州投資銀行のビル。
大公宮殿は16世紀の建築。元は大公の居城でしたが現在は公的行事に使われています。
門には近衛兵が盤をしていますが、この兵士はずっと宮殿前を往ったり来たりと行進をしていました。
現地ガイドがルクセンブルクは永世中立国だと説明していましたが、もうとっくに破棄していて今はNATO加盟国です。
今回の添乗員やガイドの説明の中には不正確なものがあり、後で調べたら違っていたということがありました。勉強不足なんでしょうね。
三つの尖塔が特徴的なノートルダム大聖堂は17世紀の後期ゴシック様式の建物。
旧市街をぐるりと囲むのが環状城壁です。これが世界遺産に登録されています。
街の中心部にあるアルム広場で、式を挙げたばかりの二人が記念撮影をしていました。その様子を脇からパチリ。
旧市街の風景です。
新市街と旧市街の間はペトリュス川が流れる深い渓谷になっています。川の流域に沿って建物が並んでいます。
夕食は名物のワインを飲みながら市内で。
前菜。
メインは肉料理。
ルクセンブルクはここまでで、次回は再びベルギーです。