ベネルクス三国旅行記(9)
2013年 06月 22日
道路の両側に菜の花畑が続きます。
ディナンはミューズ河畔の断崖に築かれたシタデル(城砦)の麓の街です。
中世には銅細工で栄えました。
サキソフォンの発明者アドルフ・サックスはこの地の出身で、楽器に自分の名前を残しました。
そのサックスさんの銅像で、隣に座って記念撮影ができるようになっています。
このようにミューズ川に沿って建物が並んでいます。
街のランドマークがノートルダム教会。ゴシック様式で13世紀に創建、その後何度も破壊されましたがその度に元の姿に復元されました。
教会の脇から城砦へはロープウエイで登れますが、私は408段の階段で行きました。
頂上には要塞の跡が残されています。
シタデルから見た街の情景です。
橋の両側に各国の国旗が立てられていますが、かつてはドイツの国旗だけなかった。
それは第二次世界大戦時に、このディナンでドイツとの激戦が行われ大きな被害を出しました。だからドイツに対する憾みが残っていたんです。
その後、ドイツ政府の代表がここを訪れ謝罪したことにより、今ではドイツの国旗も立てられています。
このように被害を受けた側というのは恨みを忘れないものなんです。
アメリカはパールハーバーを忘れないし、日本はヒロシマやナガサキを忘れない。それと同じように日本から被害を受けた国が恨みを忘れないということも十分理解せねばなりますまい。
ディナンの繁華街を上から見た画像です。
自慢じゃないが上の写真2枚は階段の途中で撮ったもので、ロープウエイではこの情景は見られません。と言って自慢してる。
この後はミューズ川に沿って一路ブリュッセルへ。
その途中の、河畔の情景です。
夕方ブリュッセルに到着、そして夕食。
先ずは前菜と地ビールで乾杯。
2杯目は修道院ビール、かつては修道院でビールを醸造していたんですね。ワインではないとこがベルギーらしい。
メインはカルボナードフラマンドといって、牛肉のビール煮込み。ここもビール。
スイーツはベルギー名物のワッフル。甘味が抑えられカリカリとした食感で美味。
ウ~ン、ベルギー料理はウマイ!