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北陸バスツアー(2)

昼前に金沢の兼六園の見学です。といっても40分と短く連れ合いなどは不満顔でした。
こういうバスツアーは旅行社の採算上、どうしても土産物店への立ち寄りは避けられず、数も時間も余計にかけてしまいます。その分、肝心の観光が削られます。低価格ツアーの泣き所ですね。
日本三名園といえば、金沢市の兼六園、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と相場が決まってますが、誰がどのような基準で決めたのかは分かっていません。三名園に高松市の栗林公園がなぜ選ばれていないのかが不思議です。どうも徳川家の御威光がモノを言ってるんじゃないかと推測してますけど。
米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が、足立美術館を「10年連続庭園日本一」を選んでいますが、これも不思議です。
庭そのものの質、建物との調和、利用者への対応などを総合的に判断したとありますが、回遊式庭園なら、できれば自由に出入りが可能か、少なくとも縁側から眺められなくては意味がない。それをガラス越しに庭を見せるなんざぁ愚の骨頂。

ここ兼六園は文句なしです。
元々は金沢城の外郭、つまり城に付属した庭だったというんですから、さすが加賀百万石はスケールがでかい。
今回は小立野から入って周辺をグルリと一回りなので、全体の3分の1ぐらいを巡ったということになります。
竜石は石の形から命名されたようです。
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花見橋から見た川の景色。
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根上松、雪つりは最初にこの松からスタートします。
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ここからは兼六園の中心、霞ヶ池周辺の景色になります。
池の中央にある蓬莱島。
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兼六園のシンボル、徽軫灯籠。紅葉が始まっているようです。
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霞ヶ池は清掃を終えたばかりで水が澄んでいて雲の姿が映っています。
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内橋亭周辺。
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ツアー最後の観光はひがし茶屋街。
加賀藩の城下町として栄えた金沢、近郊を流れる犀川・浅野川両界隈に多くの茶屋が立ちました。
文政3年(1820年)、加賀藩の許可を得て、犀川西側に「にし」の茶屋町、浅野川東側に「ひがし」の茶屋町が開かれます。
今も茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が多く残っています。
今回は「ひがし」の街並みを見学。
創建当時の姿をそのまま残す「志摩」については”ほめ・く”の記事を参照ください。
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一階は全て格子、二階が簾になっているのは夏場だからでしょう。
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ひがし茶屋街の街並みです。
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8月半ばのしかも快晴続き、暑いのなんの。バスの走行距離は2日間で1000㎞を遥かに超えるということで、些かくたびれましたが久々の北陸、楽しんできました。

次回からは「ポーランド・北東ドイツ旅行記」に戻り、28日より再開の予定です。
by kanekatu | 2013-08-23 07:53 | 国内旅行

憂きな中にも旅の空


by kanekatu