モロッコ旅行記(5)

イスラム教というと特に男性が興味を持つ話題として一夫多妻制があります。この世の極楽と、ついついニヤリとさせられますね。
実際にイスラム教国で私は妻が4人いるという人にあったのは、リビアで一人だけです。60歳を超えていると思われる男性でしたが、実態をきくとそう楽じゃない。それは4人の妻に対しては完全平等でなくてはならないからです。
妻に娶る時期は異なるので4人は年齢差があります。でも若い妻を優先的に相手することは出来ず、夫婦の営みからプレゼントまで、全てを平等に接しなければならない。
これじゃ極楽どころか難行苦行だ。
もちろん、夫には4人の妻子を養うだけの経済力が必要なのは言うまでもありません。
この人の話を聞いて思いましたよ、やはり女房は一人に限ると。

現状はどうかというと、殆んどが一夫一婦だそうです。結婚適齢期も今は20代半ばから後半で、子供も二人までという夫婦が増えているとか。
今回の現地ガイドの例ですと、結婚は30代後半とかなり遅い。モロッコでは結婚にかなりのお金がかかる一方、失業率は35%で、結婚できない人も少なくないわけです。サラリーマンの給料は日本円で12万円位で、物価は高いので生活は苦しいと言ってました。経済事情のために晩婚化、少子化になるという傾向は、日本と変らないのかも知れません。

モロッコに限らずイスラム教の国では男女関係は厳格です。男性の場合、握手できるのは母親と妻だけ。妹でも身体に触れることは出来ない。弟の家を訪ねてたまたま弟が不在で奥さんしかいない場合は、決して家に上がらず帰って来る。
こうした環境に育った男性にとって、気軽に話しかけられ笑顔で応対してくれる日本人女性は実に有り難い存在です。少し親しくなれば手を握ったり身体に触ったりしても嫌な顔をせず、むしろ喜んでくれる。
イエメンで聞いた話では、彼らにとって日本人女性は「娼婦」のように見えると言ってました。
くれぐれもモロッコなど中東では、私はモテルんだと勘違いしないように。日本人女性であれば「容姿年齢を問わず」だそうですよ。

フェズからサハラ砂漠に向かうにはモワイヤン・アトラス(中アトラス)を越えなばなりませんが、その中腹に突如モロッコらしからぬ美しい町が現れます。これが「イフレン」で標高は1650m。
ここでティータイムです。
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フランスの植民地時代に保養地として建設され、独立後は国王や政府高官、富豪たちの避暑地、別荘地となっています。切り妻屋根の建物はここでしか見られません。
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モロッコの軽井沢ってぇとこですかね。
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こういう羊の群れをいたる所で見られます。
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しばらくバスに揺られ、ミデルトに到着。ミデルトとは中心の意味で、平野部と砂漠のちょうど中間にあたる静かな町です。この頃から小雨が降りだした。
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ここで昼食。
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前菜はモロッカンサラダで、多種類の野菜を細かく切りドレッシングで和えて盛り合わせるという独特のサラダです。
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メインは魚、山の中で魚?と思いましたが、近くで養殖しているようです。
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雨が上がって大空には綺麗な虹が。
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渓谷の下は貯水池ですが、干ばつで底が見えています。モロッコは農業国なので水不足は死活問題です。むろん観光も影響を受けるのでとにかく早く雨が降って欲しいとガイドが言ってました。
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フェズからおよそ450㎞、夕方になってようやく砂漠の街エルフードに到着。
夕食のレストランでは民族楽器の生演奏。
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メインは鶏。
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スイーツは少し豪華に。
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明日は早朝4時出発なので早目に就寝。

次回はサハラ砂漠。
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Commented by saheizi-inokori at 2014-01-31 09:32
料理の盛り付けはいまいちですが、味の方はいかがでしたか。
東京で食べたチュニジア料理はまずまずでしたが。
Commented by kanekatu at 2014-01-31 10:25
イスラム教国の料理はあまり期待しない方が良いでしょう。タジンという鍋料理だけはまずまずでした。パンは旨い。ビールは日本のラガービールと変わりません。ワインは思ったより美味しかった。キリストじゃないけど、パンを食べワインを飲んでれば間違いありません。
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by kanekatu | 2014-01-31 08:49 | モロッコ | Comments(2)

憂きな中にも旅の空


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