中国シルクロード旅行記(8)兵馬俑
2015年 09月 08日
私は2回目ですが、前回は望遠を持って来なかったので写真がうまく取れなかった。今度は安いデジイチを持参し、用意万端。
秦の始皇帝は中国史初の皇帝で、その強大な力を利用し大きな陵墓を建てた。これが秦始皇帝陵です。
「兵馬俑(へいばよう)」は秦始皇帝陵を取り巻くように配置されており、その規模は2万㎡、3つの俑坑には戦車が100余台、陶馬が600体、兵士俑は成人男性の等身大で8000体ちかくあります。
特長としては、
・兵士の俑にはどれ一つとして同じ顔をしたものはない
・秦の軍隊が様々な民族の混成部隊であった
・秦の敵国が存在した東方を向いて置かれていた
等が挙げられます。
兵馬俑はいずれも焼成されたもので、このためこの地に起きた洪水や火災から守られたと思われます。
兵士は全員が武器を持っていたようですが、木製のため残されていません。
表面は彩色されていましたが、現在色が残っているのは僅かです。
発掘された時の状態はこんな風だったようです。
下級兵士像。
中級兵士像。
上級兵士像。
馬を引く兵士像で、兵士は馬には乗らなかったようです。
拳法の構えをしている兵士。
馬車ですが、2分の1スケールで精巧に再現されています。
発掘や修復作業は現在も続けられており、今後も新たな発見があり得ます。