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宮崎県(宮崎市周辺)の観光(2016-9-29_30)

9月末に宮崎県の観光に行ってきました。1泊2日で宮崎市周辺の主な観光地をぐるりと回るツアーです。
宮崎へは以前に仕事で一度、観光では高千穂へ一度行きましたが、宮崎市から青島、日南方面へは今回が初めてです。実際には往復の航空運賃と1泊朝夕食付で3万円ポッキリに魅かれたんですけど。
9月末というのは、夏休みが終わり紅葉のシーズンには間があるという端境期なので安いんでしょう。

キャリアはソラシド航空でLCC初体験です。といってもソラシドはANAの完全子会社で共同運航をしているので、それほど違和感はなかった。
昼前に宮崎空港に着き、「酒泉の杜」へ直行し昼食です。メニューは宮崎といえばご当地グルメの代表である「チキン南蛮」。チキンに衣をつけて揚げ、甘酢に浸して上からタルタルソースをかけたものです。
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「酒泉の杜」は、蔵元雲海酒造直営の観光施設で、お酒やワインの試飲が出来る売店、ガラス工房の「グラスアート黒木」、入浴も出来る「綾温泉 照葉の湯」などの施設があり、結構楽しめます。試飲でいい気持になり、寝酒用に焼酎のワンカップを購入。

最初の観光地は綾町の「綾の照葉大吊橋」で、高さ142mで長さが250m。高所恐怖症の方には不向きです。
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橋を渡った所にある神社で、この裏からハイキングコースになっています。この日は時間がないのでパス。
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ここら辺りはカシ、シイ、ブナ等の森林で、日本最大の照葉樹林帯です。気温は32℃を超えていましたが、気分が良い。

次は「宮崎神宮」で、神武天皇を祭神とし、左の相殿に父ウガヤフキアエズノミコト、右の相殿に母タマヨリヒメを祀ってあります。
門。
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本殿。
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1192年に社殿が造営されたという由緒ある神社ですが、その割には質素な印象でした。

宿泊は「ANAホリディインリゾート宮崎」で、温泉付きの人気ホテルです。室内は通常のビジネスホテル並みですが、遣い勝手は良かった。
下の写真はホテルの中庭。
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夕食は中華のフルコースで、事前には丸テーブルでのフループ会食を予想していましたが、ちゃんと個別の席で1品ずつ運ばれて丁寧な対応でした。
部屋に戻ってポットでお湯を沸かし、持参の焼酎でお湯割りを作って就寝。

2日目はホテルを出てから宮崎市の中心部を通り、青島へ。周囲1.5kmほどの小さな島ですが、226種もの植物が生い茂り国指定特別天然記念物になっています。
ただ持参したカメラの調子が悪く、なぜか望遠の時だけしかシャッターがおりません。ここから先の撮影は苦労しました。画像が悪いのはそのためと思って下さい。
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弥生橋を渡って島内に入ります。
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先ず眼に付いたのは「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩です。
約700万年前位に海中で出来た水成岩が隆起し、長い間波に洗われてる間に、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになったものです。
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島の入口にある鳥居。
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「青島神社」の祭神は、ヒコホホデミノミコト(山幸彦)とトヨタマヒメ(豊玉姫、山幸彦の妻、海神の娘)で、二人のロマンスの神話からこの神社が縁結びの神として知られています。
高千穂には天岩戸がある位ですから、宮崎県は古事記にまつわる神社が多いのです。
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次の観光は日南市の「鵜戸神宮」で、本殿は海に面した断崖の洞窟の中にあり、祭神は神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコトで、縁結びの神として知られています。
大正の初め頃まで、宮崎の新婚夫婦が「鵜戸さん参り」をする風習があったそうです。参拝を終えたふたりを、親族が鈴で飾った「しゃんしゃん馬」を引いて出迎え、花嫁を馬に乗せて連れて帰るという習わしでした。現在は祭りのイベントとして継承されているそうです。
門。
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鵜戸神宮の最大の特徴は、本殿に行くのに階段を下ることです。こうした神社は全国でもここを含め3か所しかないそうです。
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向かって右側は断崖で、左側奥の洞窟の中に本殿はありますが、カメラ不調のため撮影できず。
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最後の観光は「飫肥(おび)城址」で、大手門は銘木飫肥杉で復元造営されています。
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城跡は今は飫肥杉の林になっています。
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周辺一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、ここは明治の外交官である小村寿太郎の出身地でもあります。
下の写真はその記念碑で、東郷平八郎の筆によるもの。
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小村は日露戦争終結の際は、外相としてロシアとの交渉にあたりポーツマス条約を締結させました。しかし戦勝気分に沸いていた日本に対し、大国のロシアは譲歩せず、帰国後は条約に納得しない右翼らから襲撃されるなど苦難を味わいました。
ここから歩いて15分ほどの所に小村の墓があると聞いて行ってみましたが、大きな墓地の中で表示がなく、どれが小村の墓碑か見分けがつかずに戻ってきました。
帰り道に「ギャラリーこだま」という店があり、ここで昼食。「カツオ炙り重」を注文しましたが、これが美味。2種類のタレに漬け込んだ生鰹を最初はそのままナマで、次に七輪で軽く炙って食べ、最後はご飯の上に乗せて独特のダシ汁をかけてお茶漬けにするというもの。これを肴に冷えたビールがまた美味いこと美味いこと。
もし日南に行かれたら是非お試しあれ。
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最後に日南海岸の景色をいくつか紹介。
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宮崎県の太平洋側の景色は、海岸線の景観としては恐らく日本一でしょう。

2日目の夕方には羽田着という駆け足での観光でしたが、東京の天気と異なり2日とも晴天だったのが何よりでした。
カメラが不調だったのは誤算で、いつもは2台持って行くのですが今回は2日だからいいやと思ったら足をすくわれました。

では又。
by kanekatu | 2016-10-03 17:25 | 国内旅行

憂きな中にも旅の空


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