パキスタン見聞録(7)コート・ディジ
2017年 03月 07日
先ずは、途中の街の風景から。
イスラムなので豚は食べませんが、牛はカレーでお馴染みです。
コート・ディジ城砦は19世紀にシンド地方を支配していたタルプール王国の王が築いたものです。当初は王国内部の争いのため、後年はイギリスとの戦闘に備えたものでしたが、王国がイギリスの支配を受け容れたため砦は使わずに終わりました。
城砦は巨大です。
観光資源として残しておきたいのなら、パキスタン政府としても手を打つ必要があるでしょう。
こちらはインダス文明が起きる以前にあったと見られる集落跡で、当時の住居の一部などが発見されているようです。発掘した土器にモヘンジョダロ遺跡のものとの共通点もあるとのこと。
遺丘の全景。
全体に清潔感がなく、バスタオルは備えつがありましたがフェイスタオルが無い。これは事前に情報を知らされていたので、日本から用意して行きました。
バスルールには同じ床に便器と、蛇口と切り替えのシャワーが並んで据えてあります。もちろんバスタブは無し。蛇口の下には大き目のバケツと手桶。
先ず、蛇口を開くと水が出てきて、しばらくするとお湯が出てくればシャワーに切り替えるのですが、このお湯がなかなか出て来ない。幸い私の部屋はお湯が出ましたが、他の大半の部屋は最後まで水しか出なかったようです。
そうなると寒くて水シャワーは使えないので、バケツに貯めた水でタオルを使って身体を拭くことになります。日中は汗をかいて埃まみれになるので、シャワーが使えないのは辛い。
モヘンジョダロ観光の拠点はサッカルですが、私たちが泊まれる様なホテルはここ1軒しかなく、しかもこの2日間(連泊でした)は私たちだけで満室なので、部屋を替えて貰うことが出来ません。
お湯が出なかったのと、部屋が寒かったことで風邪気味になった人も出て、ここの宿泊施設だけは頭が痛いところです。