朝バハワルプールを出発し、昼にムルタンの街に到着。ホテルにチェックインし昼食を食べてから観光です。
ムルタンは大きな街で、ピザ店もありました。
昼食もこれまでより料理が洗練された印象です。
宿泊のラマダホテル、パキスタンに来て初めて良いホテルに泊まれました。参加者の中には「3日ぶりにお湯が出て幸せ!」なんて人も。ベッドが清潔で、お湯のシャワーが浴びられ、トイレの水洗が使える。これだけで何も言う事はありません。
ムルタンはインダス川の二つの支流に挟まれた平原にある都市で、歴史はインダス文明の時代に遡るといわれています。パキスタン第4の都市。
シャー・ルクネ・アーラムは、13世紀にイスラム教を広めた偉大な聖人を祀った聖者廟で、その偉大さから「世界の柱」の名が冠されています。
名前通りの風格のある立派な建物です。
八角形で角に塔が立っている構造で、少しピンクがかった基調色と青色タイルの細かな装飾とが反映し合って、豪華ながら落ち着いた感じを出しています。
人の身長と比べて建物の大きさが分かるでしょう。
聖者廟の中に安置されている聖者の棺の周囲には沢山の信者がお参りしていました。
ハトが多いのは餌をまいて呼び寄せているからです。
信者がこの壁に頭を押し付けてお祈りするため、壁の色が変わっています。
廟から見たムルタン市内の様子。
小さな聖者廟は他の聖人のものでしょうか。
聖者廟の外にはモスクがあります。
直ぐ近くにあるバハー・ウル・ハックは、シャー・ルクネ・アーラムの聖人の祖父を祀った聖者廟です。
外へ出て、お参りに来ていた女性と記念撮影。姉妹のようでした。服装がカラフルですね。
少し歩いた所にあるのはシャー・シャムズ・タブレーズ聖者廟で、イランからアフガンを経てこの地に来てイスラム教を布教したスーフィを祀ったものです。
入口に黒い旗が掲げられているのは、シーア派のしるしです。
内部に安置されたシャー・シャムズ・タブレーズの棺。
ドーム天井の美しい装飾。
ここで聖者廟見学を終えて、ムルタンのバザールの中を歩きました。
結婚式用の衣服を売る店。
選挙ポスターが見えますが、パキスタンでは来年が総選挙で運動も活発化しているようです。既存政党以外の候補者が人気を集めているとか。
香辛料の店、数十種類が売られています。
夕食はケバブがメインで、生野菜とカレーとナンとチャーハン。どれも美味でした。