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南部アフリカ旅行記 その7

ナミビアという国が旅行者の間で評判になってきたのは、ここ数年ではないかと思います。
私も幾人かの人から薦められて、今回のツアー参加になったのですが、共通していたのはナミブ砂漠の魅力でした。
ナミブ砂漠は 世界で最も古く美しい砂漠といわれ、ナミビアの大西洋側に幅が最大で140km、長さはおよそ1500kmに及ぶ細長い砂漠です。
典型的な海洋性砂漠で、大西洋を北上する冷たいベンゲラ海流の影響で、年間の降水量は50mm以下と少なく、かつ南西からの吹きつける強い風により、大地が砂漠へと変化したものと考えられています。

砂漠には高さ300m級の大きな砂丘が無数に連なっていますが、その中でもワルビスベイに近く、その姿が美しいことで知られる砂丘、デューン7を見に行く事になりました。
ナミブ砂漠全体は、砂の色が褐色に近いのですが、ここは茶色です。
砂丘のテッペンに登り始めたのですが、たった300mでもこれが容易ではありません。
何せ足元が砂ですから、踏ん張ろうと思っても足先がズルズルと砂にもぐってしまい、力が入らない。

何とか半分くらいの高さに達したところで撮った画像ですが、美しさは実感して頂けると思います。
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もうすぐ砂丘のテッペンです。
結局両手両足を使って、四つん這いで昇るのが一番と分かりました。恰好なんで気にしていられませんね。
他の人が足を踏み入れる前に撮影しなくてはならないので、大変です。
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以下は、砂丘の頂上から撮影したもので、見ていてウットリするような光景が拡がっています。
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私たちはいよいよナミブ砂漠に向かう事になりますが、その前に砂漠観光の拠点ともいうべき、スワコプムントの町に立ち寄ることになりました。
スワコプムントはナミビア第二の都市ですが、それでも人口は2万5000人ですから、いかにこの国は人が少ないか分かります。
ドイツ植民地時代の面影を残す古い建物がある一方、ナミビアを代表するリゾート地らしい洒落た店が並んでいます。
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海岸線に沿って遊歩道が整備されています。
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椰子の並木が、この町の落ち着いた佇まいを演出しています。
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ここからは、ナミブ砂漠の中心に向かって、一路ひた走ることになります。
by kanekatu | 2007-07-19 07:31 | ナミビア

憂きな中にも旅の空


by kanekatu