中央アジア紀行 その7
2007年 10月 24日
公定レートは1$≒5000マナットですが、これが実勢1$≒20000マナットとは大きくかけ離れていて、闇レート(必ず現地旅行会社がつくので、そのガイドに依頼する)での両替が必要です。
4倍も違いますので、個人旅行の方は注意してください。
アシュガバートでの宿泊ですが、当初ホテルは“ニッサ”を予定していましたが、直前になって偉い人が泊まるという理由から、“アク・アルティン”に変えられました。
トルクメニスタンでは良くある事だそうです。
こちらのホテル、設備、アクセス共に申し分なく、予想していたより快適なホテルでした。
ホテルのフロントの女性です。
美人です。私が威張ることはないですけど。
ホテルの裏が大きな公園になっており、朝散歩に出かけると紅葉が始まっていました。
アシュガバートを西へ進みますとコベット・ダク山脈にぶつかりますが、この山の向こうはイランです。
山の麓にあるのがニサの遺跡です。
ここは、BC248-226年にかけて栄えたパルティア王国の首都でした。
14haの城壁に囲まれた王宮があり、出土品(国立博物館へ収納)や建築様式に、イランとギリシャの融合した文化の影響が認められます。
王の間の柱や、
ゾロアスター教神殿、宴会場、ワイン貯蔵庫などの跡が残されています。
その後、トルクメニスタンが誇る大モスク、ルフ・モスクを見学しました。
敷地面積が36ha、収容人員が2万人という、中央アジア最大のモスクです。
傍らには故ニヤゾフ大統領の廟があり、こちらも規模は小さいが、金ぴかで立派でした。
昼食は名物のチョウザメです。美味しかったですが、予算の関係か、子どものキャビアは出てこなかったなあ。
レストランの可愛らしいウエイトレスです。
トルクメニスタンの人は一般に結婚が早く、男女共に22-23歳が適齢期だそうです。
競馬場に行って、トルクメニスタンが誇る名馬、アハル・テケを見学。
何しろかのアレキサンダー大王が乗った馬の血をひいているのだそうで、門外不出だそうです。
汗血馬でもあります。
因みにこの国の競馬は、馬券が無いとのこと。
休日になると結構家族連れで賑わうそうですが、何が面白いんだろう。
夕方、カラエフさんという個人宅での夕食となりました。
中庭にテーブルが置かれ、食事が終わると民族舞踊「アハル」のショーがありました。
大体、ツアーの夕食に行われるショーは、従業員が演じるような素人芸が多く、期待しなかったのですが、どうしてどうして、歌も踊りもプロの芸で感心しました。
写真は、民族楽器の演奏者と歌手です。
この家の娘さんで、民族衣装で料理を運んでくれました。
将来は歌手を目指しているそうです。12歳にしてこの色香。
その後、電飾に彩られたアシュガバートの町をドライブ。
写真がぼやけているのは、夕食の時にウオッカのボトルを空けたせいです。