クロアチア・スロベニア旅行記(2)
2008年 05月 19日
クランスカゴラは、イタリア、オーストリアとの国境に近い町で、ユリアンアルプスの麓に位置しています。深夜に着いたので景色が全く見えなかったのですが、翌朝起きて「ホテル・レック」の玄関を出ると、目の前には雪の残るユリアンアルプスが姿を現していました。赤く見えるのは朝日に映えている部分です。
前日は深夜に到着のため、2日目は午前11時にバスで出発し、ユリアンアルプスに沿って東に向かいました。途中、国際スキージャンプ会場があるプアニッツアで写真ストップです。日本の有名スキー選手も参加していたそうです。
最初の訪問地ブレッド湖はスロベニアを代表する観光地です。周囲およそ6kmと、そう大きな湖ではありませんが、「アルプスの瞳」と称される美しい景観を誇っています。
湖面から約100mの高さの断崖の上に、ブレッド城が建っています。
城といっても元々は金持ちか貴族の邸宅だったようで、現在は小さな博物館として使われていて、傍に礼拝堂があります。
それより、ここから見る湖水が美しく、専ら展望台、撮影スポットとして利用されています。
結婚式の会場としても名高いようで、この日は特に土曜日だったせいか、何組かの挙式が行われていました。中世の頃の民族衣装を身にまとった人が大勢集まっていました。
このお二人は花嫁か花婿の両親と思われますが、カッコウ良くてまるで映画撮影の衣装のようですね。
列席者も凝った衣装を身につけていて、ちょっと見るとコスプレ大会みたいです。
こちらは別の組のカップルで、普通のウエディングドレス姿でした。後から気がついたのですが、花嫁さんに赤ちゃんが出来ていますね。「でき婚」は日本だけではないようです。
ブレッド城のレストランで昼食をとりました。
リゾットと、
白身の魚料理でしたが、どちらも美味でした。
土産物店の可愛らしい店員さんです。
スロベニアで唯一の島が、この湖に浮かぶ小さなブレッド島です。島には手漕ぎの船で渡ります。
この小島には7-8世紀には既に教会が置かれ、現在のバロック様式の聖母被昇天教会は、17世紀に建てられたものです。
教会内部にある鐘楼は1534年に造られてもので、心の中で願い事を念じて鐘を撞くと願いが叶うという言い伝えがあります。
ブレッド島からはスロベニア最高峰、標高2864mのトリグラフ山が眺望できます。
湖畔ではサイクリングやジョギング、馬車で周囲を回る人もいれば、こうして日長一日座って、日向ぼっこをしながら湖を観ている観光客もいます。
ブレッド湖観光を終えて、この日はグロースプリェに移動し「ホテル・コンゴ」に宿泊しました。