カテゴリ:西欧( 7 )

西欧への旅(7)

EU加盟国は5月で25カ国となり、今後も更に増える予定です。
ドイツやフランスなど主要国の動きを見ると明らかにアメリカに対抗し得るような新たな”極”作りを模索しています。しかし足元では経済成長の停滞、東側と西側の経済格差の増大と、それに伴う移民の増加など問題は山積しています。
何より唯一の超大国アメリカに対しどの様に向き合うか、その対応がEU内部でも大きく割れています。
ラムズフェルドの言う、”古いヨーロッパと新しいヨーロッパ”ですね。
アメリカに対する友好と牽制、二つの谷間で未だ暫くはEUは揺れ続けるでしょう。
私としては、イラクやパレスチナなど中東政策で、EUが結束して平和的な解決策を打ち出してくれる事を願っていますが。

写真は、ドイツ、ノイシュバンシュタイン城
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by kanekatu | 2005-06-02 10:24 | 西欧 | Comments(0)

西欧への旅(6)

ドイツのフランクフルトは、一日中祭りのパレードで賑わっていました。
リューデスハイムは、町全体がワイン酒場の様です。
ハイデルベルグとローテンブルグは、城と城壁の町で中世にタイムスリップしたような気分を味わいました。
ミュンヘンのビヤホールでは、生ビールジョッキは1リットル入りです。そして、さすが本場醸造元の出来立ての生ビールは、実に美味でした。
ロマンチック街道終点の町フユッセンは、絵のように美しい町で、ディズニーランドの城のモデルになったノイシュバンシュタイン城は、おとぎの国に出てきそうな優雅な姿をしていました。

スイス、インターラーケンは二つの氷河湖に挟まれた静かな町で、ユングフラウやアイガー登山の玄関口です。グリンデルヴァルド駅から登山列車で、ユングフラウヨッホ駅に向かいます。この駅は標高3450mにあり、トップオブヨーロッパと呼ばれています。
気温は零下で一面の銀世界、軽装だったので凍えそうでした。
途中のアルプス山麓の風景は、草原と花と羊の”ハイジ”の世界そのものでした。
天候に恵まれ、アイガー北壁やアレッチ氷河を眼前に見る事ができました。
スイス最大で最も美しいとされるレマン湖の辺に、最高級リゾート地で、28の国際機関本部を擁する美しい街、ジュネーブがあります。

フランスの古都リヨンは、シーザーのガリア遠征の拠点となった歴史的な街です。
ここからフランス自慢の新幹線TGVでパリに入りました。
これらの町々は、途中見学した各地の宮殿や城、教会、川と橋、美術館と共に、いずれも強く印象に残りました。

写真は、スイス、ユングフラウ山頂から見たアレッチ氷河
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by kanekatu | 2005-05-31 14:17 | 西欧 | Comments(0)

西欧への旅(5)

女王陛下お気に入りのウインザー城は、嘗てのイギリスの栄光を偲ばせていました。
内装といい、家具調度品といい実に豪華絢爛でありながら、シックです。それにしてもエリザベス女王が移動する際は、車の前後にパトカー2台づつ警護に付くだけだそうで、日本の皇室の警備では考えられませんね。
多くの悲劇を繰り返した末に女帝を認めたイギリス王室、やはりそれが自然の流れなのでしょう。

ロンドンは緑の多い街です。人口一人当たりの緑地面積は東京の約10倍です。
一方パリは街路樹の数がとても多く、その本数は多分世界一だろうと言ってました。
お洒落で品が良く、華やかで風格がある、そしてテームズ川、セーヌ川が街の中心となっているのも、この両首都の共通の特徴です。

ローマは2度目ですが、とても味わいのある街です。
街全体が博物館と言って良い程、歴史に包まれた街です。
ガイドの“あれがシーザーが演説したバルコニー”とか、“このビルは200年前に建てられた、この辺りでは最も新しい建物”との説明を聞いていると、何だか嬉しくなってきます。
最後の審判とピエタを見るだけでもローマは行く価値がありますね。

ポンペイは2000年前の港町で、ベスビオス火山の噴火で埋もれ、遺跡となりました。庶民の生活の場がそのまま遺跡として残されていて、世界でも例の無い貴重な文化遺産です。さすがイタリア、売春宿の壁に価格表が残されているのがご愛嬌です。

”ナポリを見て死ね。”のナポリ、サンタルチア港は眼前に真っ青な地中海が広がり、確かに風光明媚という言葉がピッタリの街でした。海岸でナポリ娘がビキニのトップレスで、肌を焼いていました。
オー、なんたるサンタルチア!

写真は、イタリア、ナポリ・サンタルチア港
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by kanekatu | 2005-05-29 02:32 | 西欧 | Comments(0)

西欧への旅(4)

スイスは山と湖の国です。
スイスはアルプスの氷河で削り取られて出来た国です。
九州ほどの広さの国に、100以上の湖がありますが、その殆どが、氷河の融水で出来た氷河湖ですから、水の色がとても綺麗です。初めて見たエメラルドグリーンの湖水、そしてアルプスから見た淡い水色の氷河、とにかくスイスは美しい国です。

スイスは永世中立国であり、平和な国というイメージが強いのですが、実態は全く違います。
先ず成人男子は全員徴兵制があり、しかも男子は55歳に達する迄、毎年毎年一定期間軍事訓練に参加する事が義務付けられています。もし有事があれば、48時間以内に60万人の民兵が組織出来るそうです。そう言えば阪神大震災の時、真っ先に救援に駆けつけてくれたのはスイスでしたね。
男子がいるどの家庭にも、銃などの武器が保有されていて、国民全員が収容出来る核シェルターが全国に敷設済みだそうです。
ここに5カ国と国境を接し、EU圏の中で独自色を打ち出している
小国スイスという国のしたたかさ、政治的リアリズムを感じます。

写真は、スイス、クライネシャイデックより見たユングフラウ
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by kanekatu | 2005-05-27 09:27 | 西欧 | Comments(2)

西欧への旅(3)

パリは大半の人が共同住宅住まいですが、最上階の住人は殆ど学生で、標準的な部屋の広さは畳み3枚分、トイレは共用、風呂無しで、パリ市内にはけっこう共同浴場があるそうです。
日本でこんな劣悪なアパート暮らししている学生など、今は皆無でしょう。

ドイツは、人も車も一日の稼動時間や連続走行時間が制限されています。観光中もしょっちゅう運転手が変わったり、バスが変わったり、時には観光に支障になることもありました。
日曜日は商店も全て休業です。これも確かに不便でした。
しかし良く考えて見れば、働く人の健康や安全を最優先にして、休日は家庭で両親が子供と一緒に過す事を尊重するならば、当然の事なのです。
フランスは週35時間労働が法律で義務付けられています。夏休みは35日間、これも法律で決められています。
要は人間はなんの為に生き、なんのために働くのか、という人生観、生活観に行き着くのです。

ここ十数年国際化、国際化の名の下に、日本全体が必死にひた走ってきました。でもその行き着く先はどうだったんでしょうか。
働く人々の権利と、ゆとりのある生活が保障され、生活の利便性より、文化の伝統を重んじ、質素ではあるが、精神的に豊かな生活を過ごすというここにもう一つの”国際化”がある事を忘れてはならないでしょう。

写真は、セーヌ河より見たパリの街
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by kanekatu | 2005-05-25 09:28 | 西欧 | Comments(0)

西欧への旅(2)

ドイツは森と川の国です。
そして町並みがとても美しい国です。
景色の美しさは自然の力ですが、町の美しさは住む人の精神の高さです。
フランクフルトやミュンヘンという大都市は勿論、数十戸の小さな集落に至るまで、全ての町(村)が美しいのです。これは地域の伝統を尊重し、景観を守る強い意志と、法的規制がなければ、実現出来ません。

ドイツ人の生活は一般に質素だと言われています。サラリーマンの食事を例にとると、朝は黒パンとコーヒー、昼は軽くサンドイッチ、夜は食卓の中央にジャガイモの山盛りと、塩・胡椒して焼いた豚肉がドーンと載せられ、後はワインだそうです。
休日は何をして過ごすのでしょうか。
郊外で無料のキャンプ場を利用しているキャンピングカーを沢山見ましたし、家族揃って自転車でツーリングする姿も随分見ました。世界中で日本人程お金を無駄使いする国民はいないというのが大方の評価ですが、私も同感です。今回の旅で、コンビニもファーストフードも(大都市では極く稀にありますが)、パチンコも自販機も見当たりません。中高生が携帯を使う姿など見たことはありません。
パチンコに年間20兆円ものお金を使い、普通の人の結婚式や葬式に何百万円と言うお金が使われるのは、世界で日本だけでしょう。
私達のお金の使い方は、本当にこれで良いのでしょうか?

写真は、ドイツ、ライン河より見たリューデスハイム
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by kanekatu | 2005-05-23 11:15 | 西欧 | Comments(0)

西欧への旅(2004/6/22-2004/7/3)

花はパリィかロンドンか、星が泣いたかフランクフルト。
あの日ローマで眺めた月は、今宵セーヌの水面を照らす。
あれがあれがシャンゼリゼ、お祭りみたいに賑やかね。
ラインの城やアルペンの、谷間の氷雨ユングフラウ。
夕べは辿るミュンヘン、灯の影暗きハイデルベルク。
嗚呼、老夫婦麗しの西欧駈け巡りの記。

イギリスを振り出しにイタリア、ドイツ、スイス、フランスの順で2004年6-7月に5カ国を正味10日間で見て来ました。早く言えばオノボリサン旅行ですね。
ヨーロッパは今が1年で最も美しい季節です。木々や草原の緑は目に眩しい程ですし、高山に行けば、全ての花が一斉に咲き誇っています。家々の窓辺には綺麗な花が飾られ(例外なく道路側に向けられて)、一層華やかな雰囲気を醸し出していました。
この旅行記はこれから何回もこの”美しい”が繰り返されます。1カ国平均2日間で一体何が分かるか。でも、見ると見ないでは大違いです。
今回の旅のテーマは”まち”(都市、街、町、村)です。

写真は、ドイツ・ハイデルベルグ
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by kanekatu | 2005-05-21 21:02 | 西欧 | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


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