カテゴリ:エジプト( 3 )

神しろしめす国ギリシヤ・その15(おまけのカイロ)

前日にデルフィからアテネを経由してカイロに着き、ギザのホテルに宿泊。ツアー10日目の朝からギザとカイロ市内の見学です。初めてカイロを訪れたのは20年以上前ですが、街の中にいきなりピラミッドが見えて驚きました。2回目はミレニアムの時で、どこへ行っても観光地はガラガラで、実に快適でした。早く次のミレニアムが来ないかと楽しみですが、これは無理だよね。

朝日が射すナイル川です。川岸が随分と整備されてきました。
c0051938_1061698.jpg


ピラミッドの近くで、姉妹でしょうか。お姉さんの方は中学生かな。
c0051938_1063349.jpg


定番のピラミッドとラクダです。ピラミッドを見たことが無い方は、積まれている石の大きさを想像してください。
c0051938_106507.jpg


ナイル川西岸のメンフィス周辺には約80個のピラミッドが残されていますが、その中でもここギザの三大ピラミッドが最も有名です。
最大のクフ王のピラミッドは、高さ146m、底の一辺230mで、1個の重さ2.5tの石がおよそ230万個積み重ねられているという、気の遠くなるような数値です。紀元前27世紀頃の建造と推定されています。
c0051938_1072124.jpg


形が最も美しいのはカフラー王のピラミッドで、当初ピラミッドの表層はキレイな大理石が張られていたのですが、今は殆んどが崩れ落ちていて、このピラミッドの頂部付近に僅かに残されています。
c0051938_1073750.jpg


この角度から見ると、広大なサハラ砂漠の中に超然と建っているという感じを受けます。
c0051938_107535.jpg


スフィンクスは、体はライオンで、女性の頭部と乳房をもつ有翼の怪獣です。
ギザにある巨大なスフィンクス像はピラミッドと並ぶエジプトのシンボルです。高さ約20mで全長が約73m、紀元前25世紀頃の建造と推定されていますが、造られた目的は良く分かっていません。
c0051938_108987.jpg


ギザでの昼食はシーフードの鉄板焼きで、ギリシャよりこちらの方が美味かったという評判でした。
c0051938_1083213.jpg


午後はカイロのハン・ハリーリ・バザールを見学しましたが、バザールの入り口にあるモスクで礼拝が行われていました。沢山の人々がモスク内に入りきらず、真夏の炎天下で道路で礼拝している姿が見られました。
現地ガイドによると、モスクによっても人気不人気があり、導師の講話が面白かったり、時間が短かったりすると喜ばれ、信者が沢山集まるのだそうです。
c0051938_1084516.jpg


夕方カイロ空港に着き、エジプト航空直行便で成田に向かいました。

この旅行記、次回が最終回となります。
[PR]
by kanekatu | 2008-09-17 10:10 | エジプト | Comments(0)

エジプトの旅(続き)

カイロ滞在中に、同僚がルクソールの近くにリン鉱石の鉱山があるので行こうと提案してきました。
今回の仕事に関係があり、私たち3人ともリン鉱石鉱山を見たことが無かったので、同僚が先方にアポイントを取ったところ、土曜日ならOKという返事で、現地ガイドと4人でルクソールに向かいました。
ルクソールに着くと、相手先の会社の車が迎えに来ていて、そこから3時間ほど砂漠の中を車に揺られて、鉱山に着きました。
会社幹部の案内で、鉱山を見学させて貰い、辞去しようとしたら、折角日本から来たのだから、ゲストハウスに泊まっていけと強く勧められ、ご好意に甘えることになりました。

会社の会議室で食事ということになり、飲み物はと聞かれました。気温40度のところを一日過ごしてきたのですから、喉がカラカラでした。ダメ元でビールが飲みたいと言いましたら、向うの人が何か相談して用意できるとの返事でした。
それから食事が始まり、2時間経過したのですがビールは出てきません。諦めかけた頃にようやくビールが到着しました。事情を聞いたら、車で片道1時間かけてビールを買いに行ってくれたのだそうで、とても感激しました。

あまり冷えてはいないが、心のこもったビールで食事を頂き、その後は会社の娯楽室に案内されました。
恐らく、彼らは日本人というものを始めて見るのでしょう。社宅から大勢の社員が子供を連れて、出てきました。
私は、事前に日本の5円玉を用意して持って行ったので、子ども達に5円玉を配りました。5円玉は、金色で穴があいていて、世界でも珍しい硬貨だそうです。子ども達は皆大喜びで、社員たちからも感謝されました。これこそ本当の“ご縁”になったわけです。
部屋に卓球台が1台置いてあったので、それからは皆で卓球大会となり、我々もエジプト人も混ざりあって、ダブルスのゲームが始まりました。
疲れてくると飲み物を飲みながら、休憩するのですが、その娯楽室から外を見ると、木立の間からナイル河が見えました。ナイルはカイロに行く頃は、川幅が狭くなりますが、この辺りの上流にくると、とても大きな河で、ゆったりした流れを見ていると気持ちが和んできます。
私達が知っている現地語は、唯一“シュクラン”(ありがとう)だけですから、お互いに言葉は全く通じないのですが、実に和気あいあいの楽しい夜を過ごすことができました。

海外で、こういう暖かい人情に触れると、本当に感激します。

翌日は、ルクソールまで送って貰い、折角なので周辺を半日観光しました。カルナックとルクソールの両神殿、王家の谷など数々の遺跡は、そのスケールの大きさと素晴らしさに圧倒されました。
10年以上経ってから妻と再訪しましたが、いままで旅行した中で、これを越える遺跡はありません。
エジプトはルクソール以外にも、アブシンベル、アスワン、ギザのピラミッドとスフインクス、アレキサンドリアと、見所が一杯です。

写真は、エジプト・ギザのスフインクス、遥か後方にピラミッドが見える。
c0051938_1134410.jpg

[PR]
by kanekatu | 2005-04-25 11:04 | エジプト | Comments(1)

生まれて始めての海外-1回目のエジプト

生まれて初めての海外が15年ほど前のエジプトで、この時は仕事で2週間ほどカイロに滞在しました。
当時のエジプトは隣国リビアと緊張関係にあり、カイロ空港でタラップを降りたら、空港ビルに行く間、両側に銃を持った兵士が並んでいて、その真ん中を歩かされたのに、先ず驚きました。
日本から私を含めて3名で行き、現地ガイドと運転手の合計5名で、全行程行動を共にしました。

仕事は、エジプトの住宅と建材事情の調査でしたので、建物の写真を撮る必要がありました。
事前に、空港と海岸と軍事施設は撮影禁止と聞いていたので、そこだけは注意していました。
その日はカイロを早朝に出発、北へ約400kmスエズの近くのイスマイリアという街に向かいました。
砂漠の中の一本道を走るのですから、車は平均時速が150kmくらいで飛ばします。
気温は40℃に達していて、カークーラーは着いていたのですが、途中オーバーヒートしてしまい、クーラーが使えなくなりました。そこで窓を開けたのですが、入ってくるのは40℃の熱風です。
おまけに、砂漠ですから砂が入り込んできて、車中はもう大変な状態でした。

途中に、チョットした小さな町があり、立ち寄って写真をとることにしました。
ふと2階建ての戸建住宅が目に入りました、こういう建物はエジプトでは珍しい。しかも2階の窓が空いていて天井が見えるのです。
エジプトの住居には、通常日本でいう天井はありません。屋根裏が即天井になっています。これは天井を撮影する絶好のチャンスと思ってシャッターを切ったら、いきなり現地の男が大声を上げながら、私のカメラを取ろうとしたのです。
こちらは、引ったくりだと思ったので、必死にカメラを押さえていたら、いきなり脇から銃を持った兵士が走ってきました。そして、私にその銃を向けてきました。
銃を突きつけられてのは、勿論生まれて初めてですから、全身から血の気が引きました。隣にいた現地ガイドも青くなって震えているのです。一緒に行った日本人同僚二人は、共に英語が堪能だったので、彼らが兵士に話しかけ、ようやく事情が分かりました。

私が写真を撮った家は、政府の要人の家であり、警備の兵士が配置されていたのです。
政府要人の自宅は、軍事施設並みの扱いで、写真撮影は禁止。外国人が撮影した場合は、スパイとみなされるということが分かりました。日本人同僚は一生懸命に、こちらの事情を兵士に説明して、兵士が何か無線連絡をしていました。
そのうち迷彩色の、幌付トラックが到着して、中からマシンガンを持った兵士が数名降りてきたので、又青くなりました。
結局私たちは、車ごと近くの駐屯地まで連行されました。それから事情聴取となり、英語の達者な同僚と現地ガイドが説明に行きました。
控え室で待たされること1時間、ようやく疑いが晴れたのですが、今度はそこから近くの警察署に連れていかれ、又同じように事情聴取されました。
結局、ナンダカンダで半日潰れましたが、フィルムを没収されることもなく、無事放免です。
この時の仕事は、日本プラント協会の委託を受けていましたが、同僚によると我々は日本政府の関連機関から派遣されているという説明が、実に効果的であったそうです。

随分予定時間を送れて、イスマイリアの街に着いたのですが、そこから見るスエズ運河を行き交う船の景色を眺めていたら、さっきの嫌なことなど忘れてしまいました。
エジプトでは、こことアレキサンドリアの街の美しさは、忘れられません。

皆さんも、初めて行く国では、その国特有の法律がありますので、十分注意をしてください。

写真は、エジプト・アブシンベル宮殿。
c0051938_1034527.jpg

[PR]
by kanekatu | 2005-04-23 10:35 | エジプト | Comments(1)

憂きな中にも旅の空


by kanekatu
プロフィールを見る