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ラオス旅行記 その6(最終回)

ワットホーパケオはかつて王宮寺院で、1560年にルアンプラバンからここビエンチャンに遷都した際に、エメラルド仏を安置するために建てられたものです。18-19世紀の戦乱で寺院は破壊され、エメラルド仏もその時タイに持ち去れてしまいました。
現座の建物は20世紀に入ってから再建されたものです。
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ラオスの仏像の手は、こうして両手の掌を前に突き出した姿が多いですが、これは災難を止めるというサインだそうです。
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壁際に沢山の仏像が置かれていますが、破壊の跡も残されています。
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ワットシーサケートは1810年代に建立された寺院で、タイからの侵入にたえて、本堂は元の形をとどめています。
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仏堂を囲む回廊には無数の仏像が安置されていて、その総数は1万体を越えるといわれています。
仏像の頭部が破壊されているのが目立ちますが、これはかつて頭部にコインや宝石を収めていたため、侵入してきた兵士たちがそれを奪うために壊していったためです。二度とそうした惨禍を繰り返さぬよう、敢えてそのままの状態を維持しています。
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こちらは経堂です。
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観光の終りは、ラオス最大の市場、サラートサオ(サオマーケット)での買い物です。
1階は土産物、雑貨、電気製品などで、2階は貴金属と衣料品が中心です。狭い通路に沢山の商店が並び、所狭しと品物が置かれています。
隣はデパートになっていますが、品揃えはあまり変らないようでした。
ここまでの観光地でお土産を買い忘れても、ここで殆んど買うことができるし、値段も変らない。
現地ガイドの薦めでタマリンドの菓子(写真)を買って帰りました。土産の菓子というのは、たいがい評判が悪いのですが、これはけっこう好評でした。タマリンドの適度の酸味がきいていて美味ます。
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下の写真の木製の人形も気に入りました。
どの品物も店によって多少値段が違うので、いくつか当たって見てから購入する方が良いでしょう。
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帰りは往路と逆にビエンチャン―ハノイ経由―成田で、帰着しました。

ラオスは短期の滞在でしたが、先ずは人々の、特に子どもたちの笑顔が印象に残りました。
ただ周辺のタイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナムなどに比べ、目玉となる観光地が無いのが弱点です。お国柄としてはミャンマーが最も近いですが、遺跡や寺院の規模など、ラオスの方が明らかに見劣りします。
これから観光に力を入れるなら、ホテルの設備はまだまだ改善を要します。
物価が安く治安も良く、料理も日本人の口に合うので、きっと住みやすい国ではあるのでしょう。

短い期間でラオスの魅力をどこまでお伝えできたか分かりませんが、ラオス旅行記、今回で終了とします。

―終り―
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by kanekatu | 2009-02-05 18:46 | ラオス | Comments(2)

ラオス旅行記 その5

バスで朝ホテルを出発して、ビエンチャン郊外のブッダパークに向かいました。正式にはワット・シェンクワンという名前の寺院ですが、沢山の仏像がオブジェのように置かれているところから、ブッダパークの通称が付けられたようです。
入場すると直ぐに、カボチャのような奇妙な建物が目に入ります。
バスで朝ホテルを出発して、ビエンチャン郊外のブッダパークに向かいました。正式にはワット・シェンクワンという名前の寺院ですが、沢山の仏像がオブジェのように置かれているところから、ブッダパークの通称が付けられたようです。
入場すると直ぐに、カボチャのような奇妙な建物が目に入ります。
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怪物らしきものが口を開けている場所から内部に入り、階段を上っていくと上の出口から外で出られます。
ここが展望台になっていて、施設全体が一望できます。
直ぐ下には大きな寝仏の像が見えますが、屋外に置かれているものではこの像がラオスで最も大きいのだそうです。
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これは珍しい、馬にまたがった仏像です。
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頭像の周りに艶かしい女人が踊る姿が配置されていて、一体これは仏教なのか、ヒンドゥー教なのか、それとの別の宗教なのか、まるで見当がつきません。
この施設に置かれている女性の像は、揃って巨乳なのが印象的でした。
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何だか良く分からないブッダパークを後にしてビエンチャンの街に戻り、レストランで昼食です。ここのカオソーイはちょっと変っていて、冷えた緬に野菜をトッピングし、上から冷えた汁をかけて食べる、冷し中華のような食べ方です。汁が胡麻たれ風で、ピリ辛の香辛料をお好みで加えて、なかなか美味でした。
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この日がちょうど私の誕生日でしたので、昼食時にツアー参加者がケーキでお祝いしてくれました。家庭では誕生祝いなぞしてくれた事がないのに、旅先で祝って貰うのは少し照れくさいですね。
隣のテーブルがフランス人の団体でしたが。彼らがフランス語で誕生祝いの歌で祝福してくれたのには、感激しました。海外ではこうした場面に出会うことがありますが、この点日本人は見習うべきかも知れません。
レストランに庭に咲いていた花で、多分これはプルメリア(ラオスの国花)だと思いますが、自信がありません。
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午後一番の観光は、ビエンチャンのシンボルであるタートルアン観光です。
16世紀に建設され、19世紀に一度は中国の侵攻で破壊されますが、1930年代に再建され、現在の姿になっています。
高さ45mの黄金色の美しい姿を見せていました。
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中心にある大きな仏塔を、周囲の沢山の小さな仏塔が囲んでいます。
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敷地の中は芝が植えられていて、静かな佇まいを呈していました。
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次いで、ビエンチャンのランドマークともいうべきパトゥーサイ(凱旋門)を見学。
元々は戦没者慰霊塔で、1960年代から建設が始まりましたが、資金不足で現在も未完成です。
パリの凱旋門をモデルに設計されていますから、やはり似ていますね。
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狭いらせん階段を上りきると、最上階のテラスに出られます。
ここからは市内が一望でき、中央に見えるのがラーンサーン通りです。
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ビエンチャン市内観光の続きは次回の最終回に。
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by kanekatu | 2009-02-02 10:55 | ラオス | Comments(0)

ラオス旅行記 その4

ルアンプラバン観光のハイライトは、何といっても朝の托鉢です。托鉢を見るために、外国人観光客が夜明け前から道端に座って待ちます。ただ見るだけではなく、炊き立てのカオニャオがたっぷりと入ったティップカオを買い、それを僧侶に喜捨する人が大半です。
中には、この托鉢が見たくてラオスにやってくる観光客もいます。
本来は信者が僧侶に感謝する儀式ですが、かなり形式的になり、観光化されつつあるということでしょう。
 
ほの暗い朝もやの中から、寺ごとにおよそ10人位の僧侶が一列になって歩いてきます。位の高い順に並んでいるので後方の僧侶は年が若く、時には少年の姿も見ることができます。全員がオレンジ色の衣をまとい、肩から袋を下げていて、托鉢を受けるときに袋の口を空けます。
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お供えする人は、先ずティップカオを両手に持って額に前に頂き、次いで左手にティップカオを持ち、右手の指にカオニャオをつまんで僧侶の袋の中に喜捨します。
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お供えするものはご飯が一般的ですが、お金でも良いし、菓子でも良いそうです。こうした托鉢はラオス全土で毎日行われています。
東南アジアや南アジアの仏教は、信者にとっては完全に日常生活の一部になっています。この点、日本とは大きく異なります。前者が上座部仏教であり、日本は大乗仏教という違いはありますが、それだけではありません。宗教全般から見れば、日本の仏教というのはかなり異端なのではないでしょうか。但し、日本人にとってそのことが幸いしているのかも知れませんが。

ホテルに戻って朝食を済ませた後、ルアンプラバンから30kmほど離れたタ-トクアンシーの滝に向かいました。
入り口付近に土産物店が並び、小さな坊やが愛想をふりまいていました。
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入り口は下流になっていて、いくつかの小さな滝や池を眺めながら、上流に向かって歩きます。
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水が少し白濁しているのは、石灰が多いためです。こうした石灰棚も見られます。
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一番奥にクアンシーの滝が見えてきます。階段状に落下する多段の滝で、規模は小さいですが、美しい姿を見せていました。
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昼食後ルアンプラバン空港から国内線に乗り継ぎ、ラオスの首都ビエンチャンに向かいました。
この空港では手荷物はもちろん、預け入れのスーツケースの中も水やソフトドリンクは一切持ち込めないという規則があり、全て廃棄させられました。処が、アルコール類は持込可能だというんですから、わけが分からない。添乗員も現地ガイドも規則が不合理だと承知しているが、とにかく指示に従ってくれの一点張りです。
航空機への液体物持込制限の曲解だか悪乗りだか、国や空港によってルールが違うというのは困った問題です。

ビエンチャンに着くと、ルアンプラバンとは気温が全く違います。かなり暖かい。ようやく南国に来た気分になりました。
この夜は“ランサーン・ホテル”で夕食をとり、宿泊するだけだったので、ホテル周辺を散策することにしました。
やはり寺院が多いのですが、この寺は外国人観光客を真っ赤な衣をつけた僧侶が案内していました。
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夕陽を浴びて赤く染まった寺院の屋根です。
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ホテルの前はメコン川ですが、沈む夕陽の見物に沢山の人たちが川岸に集まっていました。
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ホテルのレストランのウエイトレスです。
ラオス美人ですね。
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ルアンプラバンに比べ気温が高いせいか、深夜の冷え込みは楽でしたが、やはりホテルのシャワーからお湯が出てこない。
ラオスのホテルでは、お湯を使うのは諦めるしかありません。
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by kanekatu | 2009-01-30 18:08 | ラオス | Comments(2)

ラオス旅行記 その3

昼食を終えてルアンプラバンの午後の観光は、スローボードに乗ってのメコン川の遊覧です。メコン川はラオスの南北を縦断し、中部から南ではこの川がタイとの国境になっています。
写真はメコン川で、手前に見えるのが私たちが乗ったスローボードです。
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メコン川を遡ること約2時間で、パクオウ(パークウー)洞窟に到着。岩山の断崖にあるのがタムティン、さらに階段を上ったところにある横穴がタムプンで、こちらは懐中電灯が必要です。
大小4000体の仏像という触れ込みでしたが、大半はお参りに来た人が備えた小さな仏像で、とても京都の三十三間堂のような迫力はありません。スケールの大きさを期待した人はガッカリしていました。
しかし廃棄された仏像も多い中で、現在もこれだけの数が残っているというのは、実に沢山の人が信仰のためにパクオウ洞窟を訪れたという証拠です、ここは船で来るしかないことを考えるとスゴイことかも知れません。
この地点が、メコン川とナムウー川の合流点だということが関係しているのでしょうか。
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石段の両側に、沢山の物売りが並んでいました。幼い子どもたちも目に付きます。
小さな人形や装飾品が、だいたい1個1ドル程度で売られていましたので、下の人形を買い求めました。ちゃんと民族衣装を着ています。
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嬉しかったのでしょう、その物売りのおそらく少女だと思いますが、写真のように小さくVサインを出してくれました。隣のお姉さんも、なかなか顔立ちが良い少女です。
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ラオスでは小学校までが義務教育ですが、貧しくて学校に通えない子どもも少なくありません。こうした現実を日本の若い人たち、特に子供たちに知って欲しいと思うのは私だけでしょうか。

洞窟見学の後は、バーンサーンハイの酒造りの村や、バーンサーンコーンの織物の村を訪れましたが、ハッキリ言って大したことはありません。要は土産物店です。
販売されている商品も、他の市場で十分手に入るものばかりです。
だから紹介はパスします。

夕方、ルアンプラバン市内に戻り、夕陽の名所とされるプーシーの丘に上りました。
328段の階段を上がりきると、頂上に立つタートチョムシー付近は人で一杯です。人間の頭の間から山に沈む夕陽を観賞することになりました。
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夜になってからナイトマーケットで買い物をしました。先ずは長袖のシャツを1枚しか持ってこなかったので、少し厚手の生地の綿シャツを買いました。
それとルアンプラバン名産のお坊さんのこけし、
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その他、小物を少々。
店の前で買い物客に愛想を振りまいている可愛らしい坊やがいましたので、カメラに収めました。フラッシュにちょと驚いてしまいました。
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ここでラオス料理について簡単に触れてみます。
先ずは主食のご飯ですが、カオニャオと呼ばれるもち米です。これが写真のようなティップカオという竹製のお櫃に入って出てきます。通常は白いもち米ですが、時には赤米の場合もあり、まるで赤飯のような食感でこれが美味い。
ラオスはかつてフランス領だった関係で、フランスパンも美味しいですよ。
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カイペーンというのはメコン川でとれた川海苔で、これに胡麻をまぶして油で揚げたもので、これも美味い。とりわけビールのオツマミにはピッタリです。ビールはラオスビールですが、味は十分いけます。
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スープは野菜が入ったあっさり味で、時に豆腐が入ったり、カオソーイと呼ばれる米の緬が入ったりします。
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クアバックというのは野菜いためで、これもあっさり味です。
私などはカイペーンをツマミにビールを飲んで、後はクアバックをおかずにカオニャオを食べればそれで十分です。
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こちらは白身の魚の唐揚げですが、肉や魚は揚げたものが多いようです。
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ラオス料理はどれも美味しく、日本人の口にあいます。
ビールは安く、レストランでも大ビンで2ドル程度ですから、私のようなアルコール好きにはもってこいです。
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by kanekatu | 2009-01-27 17:42 | ラオス | Comments(2)

ラオス旅行記 その2

航空会社はベトナム航空で、先ずは成田-ハノイの6時間弱の旅です。ベトナム航空は日本酒のワンカップがチョイスできるのが良いですね。2杯目は白ワインで昼食の機内食を食べて一眠りすればハノイに到着。やはり近場は楽です。
ハノイの空港は首都の空港としては免税店も少なく、特にレストランがチャチで、全体としてややうら寂しい印象です。ここで乗り継ぎに3時間かかりましたが、ミステリーの文庫本を1冊持参していたので退屈はしません。往復の乗り継ぎや待ち時間を利用してちょうど詠み終わり、計算通りでした。
ハノイからラオスの最初の到着地ルアンプラバン(ルアンパバン)へはプロペラ機で約1字時間の飛行。夕方の7時ごろでしたが、窓の外は漆黒の世界。進行左側に白い満月が見えました。下を見ると川か湖かその水面に月がきれいに映っています。飛行機の外は上下に二つの月、とても幻想的な光景でした。
こういう景色が見られるのも、プロペラ機の良さなのでしょう。

質素なルアンプラバンの空港に到着、出国手続きを終えてそのまま専用バスでホテルに向かいます。
現地ガイドはラオス人男性ですが日本語ができるので一安心。
バスの車窓から見える家々は質素で、印象としてはミャンマーとカンボジアの中間くらいでしょうか。街灯も少なく暗い道をバスは進みます。
ホテルの隣のレストランで夕食の後、ホテル“サナケオ”にチェックイン。このホテルは1階が地下になっていて行灯部屋で、部屋割りで少々揉めた後、それぞれ客室に入りました。

ホテルの住み心地は余り良くありません。
先ず寒いのに参りました。次善に気温が25~30℃と聞いていたのですが、かなり寒く感じ、長袖のシャツの上にセーター、更にコートかジャンパーを羽織るという格好でちょうど良い。ところがベッドには毛布が1枚掛かっているだけで、暖房はありません。エアコンは付いていましたが、冷房専用です。夜中に寒さで度々目がさめました。
もっと悪いことに、バスタブもシャワーもお湯が出ないことです。お湯が出たのは19名中数人で、残りの人は日本で例えれば真夏の水道水程度の温度です。これでシャワーを浴びたら間違いなく風邪を引きますので、大半の人は手と顔を洗う程度で済ませたわけです。だから余計に夜中の寒さがこたえます。
翌朝、朝食の際に顔を会わせると異口同音に「いやー、夕べは寒かったね」が第一声でした。
添乗員を通して、お湯が出ない事と布団の予備をホテル側に問い合わせましたが、埒があきません。
冬場にラオスに行かれる方は、先ずは防寒対策をしっかり立てておくことをお勧めします。

ルアンプラバン第一日目の観光は、街のメインストリートであるシーサーワンウォン通りの散策からです。
ラオスのタクシーは三輪タクシーで、この大きさで6~8人乗りです。新しい車体はカラフルな彩色が施されています。市内の中心部はバスの乗り入れが禁止されていて、こうした三輪車が活躍しています。
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朝市が開かれていて、野菜や果物の食料品が豊富に並べられていました。
こちらはフレッシュジュースです。いかにも美味しそうですが、衛生面を考えてパスです。
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果物売りで、値段交渉の真っ最中でしょうか。市場の商品は全てオープン価格で、売り手と買い手の交渉で価格が決まります。日本に比べればはるかに安価で、気に入った品物があればお買い得です。
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最初の寺院はラオスを代表する寺院の一つであるワットマイ、1821年の建立です。ルアンパバーン様式と呼ばれる独特の形状の屋根で、特にこの寺院は五重に折り重なった屋根が特徴です。最も美しい屋根を持った寺院と言われています。
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本堂には眩い光を放つ本尊の周囲を、大小さまざまな大きさの仏像が囲んでいます。
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次いで王宮博物館(国立博物館)を見学。
かつての王宮で、1975年まで国王の一族がここに住んでいました。
1909年に建てられたのですが、当時はフランスの植民地時代で、フランス人により設計されました。屋根だけはラオス風ですが、建物全体が欧風なのはそのためです。
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入り口でカメラやハンドバッグを含む全ての手荷物を預けさせられての内部見学でした。ラーンサーン王国の栄光を偲ばせる数々の調度品や服飾品が展示されています。

ワットシェントーンはラオスを代表する寺院で、最高の美しさを誇る寺院と言われています。1560年の建立です。
幾重にも重なる大きく湾曲した屋根の形が特徴的で、外壁は金の彫刻で飾られています。
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本堂の安置された黄金色に輝く仏像です。
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ラオス最後の国王、シーサワンウォン国王の葬儀に使用された霊柩車が収められた建物です。
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ルアンプラバンの街は1995年に世界遺産に登録され、ラオス観光の中心地となっています。
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by kanekatu | 2009-01-24 19:00 | ラオス | Comments(0)

ラオス旅行記 その1

2009年1月11日~15日、ラオスのツアーに参加しました。旅行社はクラブツーリズム、総勢19名ですが、珍しくご夫婦は1組だけでした。
この時期、乾季の地域ということになると東南アジアか中南米でしょうが、家の事情で短期の旅行しかできないためアジアをというわけで、旅行先にラオスを選んだものです。

ラオスという国は、東南アジアの中でも最も馴染みのない国でしょう。どこにあるのかも良く分からない。そこで先ずは地図で位置を確認します。
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インドシナ半島にあり、東にベトナム、西にタイ、南はカンボジア、北は中国とミャンマーとそれぞれ国境を接していて、海を持たない国です。
ラオス、正式国名はラオス人民民主共和国で社会主義国家です。
国土の多くは山岳地帯で、広さはおよそ日本の本州程度、人口は約600万人です。森林資源に恵まれていますが、近年、急激な森林破壊が進み、環境問題が深刻化しています。
住民の殆んどはラーオ族で、大きく高地ラーオ族、丘陵地ラーオ族、平地ラーオ族に分類されていて、この他49の少数民族が存在しているとのことです。
6割の人が仏教を信仰していて、そのほか伝統宗教としてアニミズムへの信仰がありますが、両者の境界はそれほどはっきりとはしていません。

ラオスが歴史上最も栄えたのは14~17世紀にかけて興隆したラーンサーン王国で、それも18世紀の初めには分裂して王国は崩壊してゆきます。その後はタイやビルマの影響下におかれます。
19世紀に入ってフランスがインドシナ半島に進出してくると、仏領インドシナ連邦に編入されます。第二次大戦中の一時期日本が占領しますが、1953年に独立するまでずっとフランスにより支配されます。
独立後は長期にわたる内戦が行われ、同時にアメリカのベトナム戦争の影響も受けます。
1975年になって人民革命党が支配する社会主義国家が誕生しますが経済の混乱が続き、1986年になってようやく市場原理主義を導入、同時に西側諸国との関係改善が進み、1990年代になって経済が安定してゆきます。今はベトナムの影響力が大きい。
2000年からは外国の観光客を積極的に受け入れるようになりました。
ラオスの歴史というのは、仏米といった西洋の大国や周辺国から翻弄されてきた歴史であると言えます。

GDPは世界の下から数えた方が早く、東南アジアの中でも繁栄から取り残された形になっています。鉱物資源の埋蔵量は多いのですが、資金不足と交通インフラの未整備で採掘は一向に進んでいません。
唯一国土の地形を利用した水力発電が盛んで、隣国タイへ電力を売っています。
経済が立ち遅れているので人々の生活は貧しいのですが、その分伝統的な生活様式が守られていて、素朴で穏やかな国民性が保たれています。この点はミャンマーと類似しています。

旅行会社のキャッチコピーに、ラオスを「微笑みの国」とか「アジア最後の国」と書かれていますが、あながち誇張ではありません。
次回から旅行記の中味に入ります。
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by kanekatu | 2009-01-22 10:17 | ラオス | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


by kanekatu
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