カテゴリ:オランダ( 4 )

ベネルクス三国旅行記(5)

オランダの民家の窓をみると短いカーテンがかかっていて部屋の中が見えるようになっています。
これはわざとそうして、室内をキレイにして見せているとのこと。
モノを大切に扱い衣食には贅沢をしない。その代り花を飾り家を美しく見せるのがオランダ流。

オランダ南部のリッセにある「キューケンホフ公園」は世界最大のフラワーガーデンです。
32ヘクタールの土地に700万株の花が植えられていて、毎年チューリップの開花期にあわせて3月中旬から5月中旬の期間にオープンします。
例年は4月中が見ごろですが、今年は春が低温だったため開花がずれこみ、私たちが訪れた時期が最盛期となりました。これはもう運が良かったとしか言えません。
園内の花の画像を見て頂きましょう。
c0051938_7345411.jpg

c0051938_7352030.jpg

c0051938_7362047.jpg

c0051938_7365550.jpg

c0051938_7372167.jpg

c0051938_7374733.jpg

c0051938_7381296.jpg

c0051938_7383069.jpg

c0051938_7385483.jpg

c0051938_739775.jpg

c0051938_7392253.jpg

c0051938_7394191.jpg

イギリス館にはこんな写真も。
c0051938_740117.jpg

出入口では民族衣装の可愛らしいお嬢さんが愛嬌をふりまいていました。
c0051938_7402726.jpg

曇り空でしたが、園内の観光中はなんとか天気はもってくれました。
バスに戻った途端に大雨になり、これも幸運でした。

次の観光地キンデルダイクに向かい、先ずは昼食。
メインは”ヒュッツポット”といって、要はマッシュポテトです。これにミートボールが添えられています。これは美味、オランダへ来て初めて美味しいものを食べました。ワインともあって結構。
c0051938_7411721.jpg


低地から水をくみ出すのに使われた風車ですが、今ではすっかりポンプに取って替わられ、まとまった数で残っているのはここキンデルダイクだけになってしまいました。
ただこの時は風雨が強く傘をさすのも難しい天候でしたので、あまり良い写真が撮れなかった。
c0051938_7413490.jpg


オランダ観光はここまでで、次回からはベルギーです。
[PR]
by kanekatu | 2013-06-12 07:43 | オランダ | Comments(2)

ベネルクス三国旅行記(4)

運河の街のアムステルダム、その運河には柵が設けられていません。歩道を歩いていると直ぐ脇が運河ですから危なくないのかと思っていたら、やはり運河に落ちる事故は起きている。でも柵は作らない。その代り子どもが生まれると真っ先に泳ぎを教えるんだそうです。転落しても泳げれば助かるというわけです。
東京都内の河川では、大きな川は堤防が築かれ、中小の河川では必ず柵が設けられています。もし柵がなくて転落事故が起きれば管理責任が問われるでしょう。
このように日本と親交の深いオランダですが、両国の考え方は対照的です。

オランダでは売春は合法です。国の管理下で合法化されていて、売春婦は正式な職業として認められています。労働組合もあって時々ストライキもするとか。誰です、売春婦だけに「チン上げスト」なんて下品なシャレをいう人は!
もちろんポン引きなどの違法行為は禁止です。
この結果、衛生状態の向上が図られ、性感染症の感染率が低下したとのことで、評価する声が強いようです。
もう一つ、大麻も合法化されています。
大麻を販売するコーヒーショップがありますが、路上で吸うことは出来ない。そして他のハードドラッグに対しては厳しく取り締まる。
このようにある程度の自由度は認めることによって、より悪いものを徹底して取り締まるというのがオランダ流です。

アムステルダムの運河地域は世界遺産です。
観光船に乗って運河クルーズに出発です。
c0051938_1541321.jpg

建物の多くはオランダ黄金期の17世紀に建てられたものです。
c0051938_15423943.jpg

c0051938_15422152.jpg

運河沿いの建物はカナルハウスよ呼ばれ、切り妻の屋根、凝った形の破風、コーニスと呼ばれる軒飾りが美しい景観を呈しています。
c0051938_1543391.jpg

c0051938_15435761.jpg

ゴッホの絵のようなマヘレの跳ね橋。船が通ると跳ね橋が上がり車は通行できなくなります。「跳ね橋が上がっちゃってね」というのがしばしば遅刻の言い訳に使われるとか。
都内でも子どもの頃には月島の勝鬨橋が上がったのを見たことがありましたっけ。
c0051938_15443238.jpg

運河の合流点。
c0051938_15445361.jpg

屋根の上から突き出ているのはフックです。引越しの際は荷物の出し入れはここにロープを掛けて吊り上げ吊り下げを行います。
その昔、家の間口の広さに応じて課税されたため、間口は狭く奥行きの広い家になってしまった。その結果こういう方法でしか荷物の搬入搬出が出来なくなったのです。
c0051938_15453164.jpg

並んでいる建物、よく見ると左右に傾いていたり、前かがみになったり、不安定な家が目に付きます。
これはお互いがつっかい棒になって支え合っているのです。だから一軒だけ壊すわけにはいかない。
c0051938_15461880.jpg

ここ迄で運河クルーズは終了。
c0051938_15464782.jpg


シンゲルの花市、こういう店がズラッと並んでいます。
c0051938_15471615.jpg

街のランドマークであるムント塔。
c0051938_15473461.jpg

橋の上から見た運河の風景。
あの自動車、どうやって出すんでしょう。
c0051938_15475641.jpg

夕食はえんどう豆のスープ。
c0051938_15482526.jpg

オランダの食事は質素です。
[PR]
by kanekatu | 2013-06-10 15:50 | オランダ | Comments(2)

ベネルクス三国旅行記(3)

市内に流れるアムステル川をダムでせき止めたところからアムステルダムという名前が付けられました。
そのダム広場。
c0051938_17284117.jpg

オベリスクは戦没者慰霊塔。
そしてオランダと言えば自転車。車道と歩道の間には必ず自転車専用道路がしかれています。ただかなりのスピードで飛ばすのと、ここで自転車とぶつかると歩行者の責任になるそうなので注意が必要です。
c0051938_17292523.jpg

運河には多数のハウスボートが浮かんでいます。
c0051938_17294938.jpg

アムステルダムでは、住宅事情が極端に悪いことから運河にハウスボートを浮かべて居住する住民がいます。これらハウスボートは正式に係留の許可を取っていて、電気や上・下水道が完備されており、陸上の住宅と変りありません。新たな係留許可は認められていないことから、ハウスボートに居住することが一種のステータスとなっている面もあるようです。
c0051938_17301526.jpg

私が子どもの頃の東京には未だ水上生活者があちこちにいましたが、今ではすっかり姿を消しました。

国立美術館(ライクス)の目玉はレンブラント「夜警」。17世紀の作品ですが人物がドラマチックに描かれていて、光と影のコントラストの見事さが特長です。
ただここは人だかりがすごく、なかなか近寄れません。
c0051938_17304793.jpg

レンブラント「布地商組合の見本調査官たち」。
c0051938_17312526.jpg

近年になって注目を浴び始めたフェルメールのコレクションは4点、その中の「恋文」。
c0051938_17325347.jpg

フェルメール・ブルーが生きる「手紙を読む青衣の女」。
c0051938_17332326.jpg

ここにもゴッホ「自画像」。
c0051938_17332847.jpg

この他多数の名画が展示されていましたが、時間が足りずスルー。
ロビーのデザインも凝っています。
c0051938_1734616.jpg

アムステルダムには「ヴァン・ゴッホ美術館」もありますが、今回は見送りです。
好きな人は美術館めぐりだけでも楽しめる街です。

次回は運河地区の観光です。
[PR]
by kanekatu | 2013-06-09 17:37 | オランダ | Comments(2)

ベネルクス三国旅行記(2)

c0051938_512696.jpgオランダ、正式国名はネーデルランド王国。欧州本土以外にもカリブ海の島のいくつかを自治州としています。人口は1640万人、言語はオランダ語。政治体制は立憲君主国家であり、日本の皇室とも親交のあることはご存知の通り。というよりは江戸時代から日本とは縁が深い。
国土の4分の1が海抜0メートルという低地で、そこに堤防を築き運河を張りめぐらせ、風車で水を汲みあげ土地を干拓して農地を整備してきたのです。
「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」といわれる由縁です。
オランダ人(ダッチ)はケチだと悪口を言われますが、衣食に金をかけずモノを大切にするという国民性は建国の歴史から形成されたものでしょう。

最初の観光地は、クレラー・ミュラー美術館。デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にありますが、その公園の広さは三宅島並みとか。87点に及ぶゴッホのコレクションと共に元々はクレラー・ミュラー夫妻の個人所有だったというのですから驚きます。別名はゴッホの森。
c0051938_513948.jpg

ゴッホは860点余りの作品を描きましたが、生前に売れたのは1点だけという不遇な画家です。死後、急速に評価が高まり、今では値段のつけようがない作品が少なくないのですから皮肉です。

クレラー・ミュラー夫妻が最初に購入したゴッホの作品は「四輪の枯れたひまわり」です。どこが良いのか分からない絵ですけど、これを手始めに次々とコレクションしていくのですから審美眼は確かなものだったといういことです。
c0051938_514262.jpg

ゴッホ作品は主にアルル時代のもので、始めはこんな黒い絵「馬鈴薯を食べる人たち」を描いていたんです。
c0051938_514483.jpg

アルル時代は周囲から狂人扱いされ誰も相手にしてくれなかったのですが、唯一親切にしてくれたのは「郵便配達夫ジョゼフ・ルーラン」で、彼の肖像画を何点も描いています。
c0051938_5152849.jpg

こちらは夫人の肖像画。
c0051938_5161929.jpg

ゴッホの作品はとりわけ日本人好みで、作品を欧米の人に見せても誰のか分からないという答えが返ってくるが、日本人ならゴッホだと直ぐに分かるそうです。
「種まく人」。
c0051938_5164436.jpg

数ある「跳ね橋」の絵の中でも特に有名な「アルルの跳ね橋」。
c0051938_517317.jpg

黄色を青色を巧みに使った代表作が続きます。
「糸杉と星の見える道」。
c0051938_5175943.jpg

「夜のカフェテラス」
c0051938_518194.jpg


ゴッホ以外の作品では、ルドン「キュクロプス」。
c0051938_5191738.jpg

バルダング「ビーナスとアモール」、ポッコリおなかは当時の美人の条件でした。
c0051938_5194870.jpg

スーラ「シャユ踊り」。
c0051938_5202368.jpg

こちらは野外彫刻。
c0051938_522413.jpg


海外の美術館に行っていつも感心するのは、作品の前をガードする柵やロープが張られていないので、間近で作品を見ることができます。
ガラス板で覆うこともない。写真撮影は自由。額縁だって立派なものは使っていない。
この日も大勢の高校生らしきグループが、作品を見ながらデッサンしていましたが、こういう光景はまず日本では見られません。
こういう点はもっと海外を見習う必要がありますね。

この後アムステルダムに戻り、市内トラム。
c0051938_5224525.jpg

船乗りの守護聖人である聖ニコラス教会、サンタクロースのモデルとして有名。
c0051938_523922.jpg

アムステルダム中央駅は19世紀に建てられたネオルネッサンス様式の建物。東京駅のモデルになりました。
c0051938_5233885.jpg

ようやく昼食。
メインはパンケーキですが見ただけでおなかが一杯。味は、ウ~ン、でした。
c0051938_524643.jpg

午後はアムステルダム市内観光です。
[PR]
by kanekatu | 2013-06-08 05:24 | オランダ | Comments(2)

憂きな中にも旅の空


by kanekatu
プロフィールを見る