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箱根「南風荘」に泊まる(2019/11/5_6)

2019年11月5日から箱根湯本「南風荘」に1泊した。
連れの希望で、ここんとこ洋室があって風呂が付いているというのが条件なので、今回も和洋室、露天風呂付の部屋をとった。
当初は強羅温泉の宿に予約していたが、台風19号の被害から源泉供給が出来なくなって風呂は沸かし湯ということで、こちらの宿に変更した。
箱根湯本駅から送迎バスで約10分、早川沿いの通称滝通りに宿はある。
午後3時過ぎにチェックインすると部屋係りが本館3階の部屋に案内してくれる。但し部屋係りが部屋に来るのはこの時だけで、後は個室での夕食と朝食の配膳のみだが、若くて感じの良い人だった。旅館の仲居さんは概して若い人は当りが多く、中年以上の人ではハズレが多い。

部屋は3室あって、和室
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リビング
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寝室。寝室は洋室でベッドだと思っていたが和室で、マットレスの上に布団が敷いてあるものだった。これだけは期待外れだった。
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部屋の窓から中庭が見える。
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リビングが使い勝手が悪く、あれなら板の間に椅子とテーブルを置いた方が良い。
飲み物は緑茶のセットと紅茶のティーバッグ、電気ポット、冷水ポットが置かれていた。1泊には十分な量だ。
洗面所は二人で使えるほどに広く。
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タオル類とアメニティーは通常通り。浴衣が2枚ずつあるのは親切だ。
部屋の温泉バスタブはかなり広くゆったりとしていた。
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横にデッキチェアが置かれていて涼むことが出来る。
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給湯は自動と手動の両方があり、湯量は豊富。
露天風呂が謳い文句だったが、壁の上方に窓が切ってあって外の景色が見えるだけの構造。正確には半露天といった所だろう。
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本来、露天風呂というのは360度開放されているのを指すのだが、こうした地域では無理なのだ。
風呂は滞在中いつでも何度でもはいれるは、とても便利だ。湯上りのビールが格別。
施設によっては客室の風呂はわかし湯の所も多いが、ここは源泉を引いている。この点は◎。

夕食、朝食ともに個室。別にレストランコースもあるが、やはり個室の方が落ち着く。近ごろは高級旅館と言われている施設でも、朝食がバイキング形式の所もあるが、あれは落ち着かない。早く行けば行列だし、遅く行くと一部の食材が無くなっていることがある。やはりゆったりとした気分で食事をしたい。
夕食のメニュー。右上は松茸、鯛、海老の土瓶蒸し。
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先付は、和牛の山椒煮に大根、長芋、トマト
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前菜は、秋刀魚、鯖寿司、檸檬麩、林檎煮
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お造りは、鮪、鰤、鯵、貝
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焼き物は、甘鯛香味焼き、柿玉子
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煮物は、タラバ蟹、湯葉、茄子の餡かけ
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揚げ物は、海老、椎茸、帆立、南瓜
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鍋物は、軍鶏、葱、青菜、豆腐
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スイーツは、薩摩芋の素材
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他に、ご飯、味噌汁、香の物。
酒は地酒を冷やで。
季節の食材を使った料理で、質量とも満足したが、鍋物、煮物、焼き物が揃って固形燃料を使っての調理だった。一品ずつ運ぶ手間を省いたのだろうが、少々味気ない気がした。

朝食は、9種類の料理が少しずつ小鉢に盛られる。
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味噌汁は固形燃料で温めて、だが肉は不要だろう。
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スイーツは、葡萄と梨、果実入りヨーグルトは美味。
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部屋に戻って朝風呂に朝酒で、ああコリャコリャ。

好きな時に好きなだけ温泉に浸かりたいという人には、ここはお勧めです。

# by kanekatu | 2019-11-08 10:28 | 伊豆・箱根

「伊東温泉 久遠 -KUON-」の不親切な対応

今秋に妻と温泉に1泊する予定で、海が見える部屋という謳い文句に惹かれ、ネットのHPから「伊東温泉 久遠 -KUON-」に申し込みを行った。
直ぐに予約確認のメールが届いたが、住所と電話番号の記載がないのに驚いた。当日、この確認メールを持参するようにと書かれているのだから、住所と電話番号は必須ではあるまいか。
予約時に要望を書く欄があり、連れが足が弱く階段が苦手なので「エレベーターがあるかどうかを連絡ください」と書いたが、数日経っても音沙汰なし。
仕方なく、HPにアクセスして電話したところ、1階と2階は階段のみ、2階以上はエレベーターが設置されているとのこと。当方の質問をスルーした点には釈明がなかった。
部屋に温泉が引かれているので大浴場は利用しないかも知れないが、食事は食事処(レストラン)なので、部屋と食事処が1,2階に分かれていると何度か階段を使わねばならない。そこで「部屋は何階になりますか? 食事処は何階になりますか?」というメールを送ったが1週間経っても返信がなく、これまた無視されてしまった。部屋が未定ということもあるだろうが、それならその旨、連絡はしてくれてもいいだろう。
ここまで不親切な旅館は、今どき珍しい。
ここに至って、宿泊した際のサービスが思いやられると判断し、予約をキャンセルした。

別の旅館に予約し、先の問い合わせをした所、10分で返信があった。
これがマトモなのだ。

# by kanekatu | 2019-08-03 09:39 | 国内旅行

世界の絶景シリーズの編集

11年前に「世界の絶景BEST10」シリーズを書きましたが、その後多くの国を訪問したため改めて内容を見直し、「世界の絶景SELECT」シリーズとして編集し直しました。
切り換えに伴い、「世界の絶景BEST10」シリーズの記事は削除します。

# by kanekatu | 2019-07-27 10:23 | 世界の絶景

世界の絶景SELECT「自然遺産」

世界の絶景シリーズの最終は「自然遺産」です。
山や川、滝、湖、砂漠などから特に印象に残った景観を選んでみました。
広大な平野や丘陵地帯、延々と続く海岸線、森や林、花が咲き乱れる野原など、景色の良い所は沢山ありますが、画像にすると意外につまらないのです。そうした場所の感動は、現地で味わうしかありません。

【イグアスの滝(ブラジル、アルゼンチン)】
旅行好きの人の話題にのぼるのが「世界三大瀑布」の制覇です。世の中には様々な「世界三大」があり、その専門サイトまであります。日本にも例えば「日本三景」や「三庭園」などがあり、語呂がいいのでしょうね。
その三大瀑布の筆頭にあげられるのがブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる「イグアスの滝」です。近づくに連れて落下する滝の轟音が次第に高まってきますが、イグアスとは先住民の言葉で「壮大な水」を意味します。成田を出てから乗り継ぎを含めて28時間、到着した時のあのワクワク感がいいですね。
大小270以上の滝が連なり、最大落差は80m。特にアルゼンチン側から見た姿が壮観です。滝の落下点の近くまでゴムボートで行けるのも魅力です。
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【カナイマ国立公園とエンジェルフォール(ベネズエラ)】

今からおよそ20億年前、地球はゴンドワナ大陸と呼ばれる一つの大陸でした。それが約2億5千年前にゴンドワナ大陸の分裂に始まり、今のような大陸の配置になったのは約6500万年前と考えられています。
その大陸の分裂の際に、ギアナ高地は中心軸に位置していたため変化から免れ、20億年前の地球最古の状態が保たれていると推定されています。
長い歳月を経て、地球最古の岩の軟らかい部分は風と雨に洗い流され、硬い岩だけがテーブル状に残りました。これがテーブルマウンテン(テプイ)で、ギアナ高地全体でおよそ100を数えます。高さは高いものは3000mありますが、1000m級のものが多いようです。
テーブルマウンテンの一つアウヤン・テプイは広さが東京23区にほぼ等しく、ここに世界最長の落差979mを誇るエンジェル・フォール(アンヘルの滝)があります。滝の水は落下する前に空中に散ってしまうため、この滝には滝つぼがありません。余りに大き過ぎて、全体の姿を見るには飛行機で見るしかないのです。
このギアナ高地を含む一帯がカナイマ国立公園で、世界遺産に登録されています。ギアナ高地観光の入り口がカナイマ空港で、その直ぐ近くにカナイマ湖があります。
湖畔にはロッジが建てられ、ちょっとしたリゾート気分が味わえます。カラオ川をボートで上ったり、ジャングルトレッキングを楽しんだり、秘境なのにテーマパークみたいなのがとても楽しい所です。
欠点は雨期に行くと水量も豊富だし滝に近づけるが、雨量が多く滝全体を見るのが難しく、乾期は滝は見られるチャンスがあるが迫力に乏しく、滝に近づけないことです。
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【ビクトリアの滝(ジンバエブ、ザンビア)】
アフリカ南部を流れるザンベジ川の中流、ジンバブエとザンビアの国境にビクトリアの滝はあります。最大水量が1分間に5億リットル、滝の幅1700m、落差は110mで、全容はヘリコプターで上空から見るしかありません。舞い上がる水しぶきで全身がずぶ濡れになるため、見学は頭から足元まで覆うゴムのコートを着ます。
イグアスと両方を見た人にどっちが大きいかと訊くと、ビクトリア派とイグアス派に分かれます。どちらを先に見たのか、いつの時期に行ったのかといった条件が左右するようです。
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【九寨溝(中国)】
九寨溝は四川省の最奥部、岷山山脈の麓にあります。広さは720平方キロと東京23区より一回り広い。とても全部を周ることは出来ません。
急峻な峡谷に沿って大小100余りの湖沼が点在していますが、どれ一つを取っても他と水の色が異なります。午前と午後、晴天と曇天、風の強弱によっても絶えず水の色が変わってゆきます。
水底が透き通って見える透明な水の中に、樹氷のような白い「石灰華」が見られる。これが水のブルーと絶妙なコントラストを描いています。
同じ湖沼でもアルプスの山麓や北欧の景色とは全く異なり、全体が東洋的なのです。それでいて中国独特の水墨画の世界ともまた違う。
あの幻想的な光景は、一度見たら忘れられません。
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【カッパドキア(トルコ)】
トルコのアナトリア高原中央部に100平方キロにわたって岩石の台地が広がり、そこにキノコや煙突のような形の奇岩がそびえ、林立する「カッパドキア」、その光景は壮観の一言です。初めてこの光景を見た旅行者は例外なく感嘆の声をあげます。柔らかい地層と硬い地層が重なり合っていて侵食されて生み出されましたこの奇岩群は、世界でもカッパドキアだけだろうと思います。
3世紀半ば、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住みました。彼らは柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作ります。次に4~10世紀にかけて、今度はペルシア帝国の迫害から逃れるために、迷路のような地下都市を築きます。従って「カッパドキア」は自然と文化の複合遺産で、西アジア屈指の世界遺産です。
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【ナミブ砂漠(ナミビア)】
アフリカ大陸の南西部に位置するナミビア、その大西洋側に沿って広さ5万平方キロにわたるナミブ砂漠が広がります。今から8千万年前に生まれた、世界最古の砂漠です。
この砂漠の特徴は、砂の中に鉄やマンガンなどの金属酸化物を多量に含んでいるため、「赤い砂漠」になっていることです。高さが300m前後の砂山が連なっていますが、それぞれが違った色を呈しています。
その色も、時間と共に変化してゆく様子が見られます。
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【ユングフラウ(スイス)】
見所の多いスイスの中でも際立っているのが、世界遺産に登録されている「ユングフラウ‐アレッチュ」です。アイガー・メンヒ・ユングフラウに代表されるアルプスの連峰とアレッチュ氷河を擁しています。欧州で最も標高の高い登山鉄道から見るアイガー北壁や山麓の景色、山頂から見ることができるアレッチェ氷河など、実に素晴らしい景観です。
登山の拠点インターラーケンも氷河湖を抱く美しい町で、ヨーロッパでも屈指の観光地と言えるでしょう。
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【フィヨルド(ノルウェー)】
西ノルウェーの海岸沿いには沢山のフィヨルドがありますが、中でも人気が高いのはガイランゲルフィヨルドです。船で進むと切り立った崖が約20キロにわたって続き、エメラルドブルーの水面と、周囲の山肌のグリーンとの対比が実に美しい。
氷河から溶け出した水が滝となってフィヨルドに流れ落ちるさまを見ながら、私の頭の中にはずっとグリーグのピアノ協奏曲のメロディーが流れていました。
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【黄龍(中国)】
世界各地に存在する石灰棚の中でも、最もスケールが大きく景観が優れているのは、中国四川省東北部にある「黄龍」でしょう。
玉翠峯から流れ出た水が、石灰をたっぷりと含んだ岩の層を流れ落ち、地面の傾斜にそって棚田のような湖沼群を形成しています。その数は3400ともいわれています。
山頂の標高は3600mに達し、2006年にはケーブルカーが開通しましたが、天候と体調が許せば絶対に徒歩で登ることをお勧めします。黄龍の良さは歩きでしか味わえません。
最大の見所は五彩池ですが、それも下から一つ一つの湖沼を見てこなかったら、感動は半減します。
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【サントリーニ島(ギリシャ)】
サントリーニ島はエーゲ海観光の中でも最も人気が高く、イアの町の白と青の建物がエーゲ海ブルーとの美しいコントラストを私たちに見せてくれます。
火山の爆発による地殻変動により現在の島の形が生まれているところから、「アトランティス伝説」との関連も推測されていて、謎を秘めた島という点も魅力的です。
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【ミズリーナ湖(イタリア)】
イタリア北部に「ドロミテの真珠」と呼ばれるミズリーナ湖があります。
3000メートル級の山々が連なるドロミテの山岳地帯にあるこの湖は、海抜がおよそ1750メートルの高原にあります。一周およそ2.5kmの楕円形の湖で、どの位置からも美しい景観が見られます。
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【ブレッド湖(スロベニア)】
ブレッド湖はユリアン・アルプスに位置する氷河湖です。
湖の北岸には中世のブレッド城があり、湖の中央付近にはブレッド島が浮かんでいます。島には15世紀に建てられた聖マリア教会があり、私たちが訪れた時も結婚式が行われていました。
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【レマン湖(スイス)】
フランスとの国境になるスイス最大の湖。アルプスのローヌ氷河からうまれたローヌ河が流れ込んでできた湖で、ジュネーヴから再びローヌ河としてフランスへと流れていきます。湖の南岸はフランス領になります。アルプスと湖が織り成す風景の美しさは、まさに絶景です。
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【サハラ砂漠(モロッコ)】
サハラ砂漠は、アフリカ大陸の東西4800km、南北1800kmの広大な範囲に及ぶ世界最大の砂漠です。アフリカ大陸のおよそ3分の1の面積を占めています。
サハラ以北の5か国を訪れましたので、その度にサハラを見ましたが、中でもモロッコで見たサハラが最も印象に残っています。「メルズーガ大砂丘」の頂上にのぼり日の出を見たのですが、その時の美しさは忘れられません。砂丘の下では私たちを乗せてきたラクダが休息しています。
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# by kanekatu | 2019-07-27 10:11 | 世界の絶景

世界の絶景SELECT「街並み」

魅力ある街並みの名前をあげだしたら切りがありません。ここではパリやニューヨークなど大都市を除き、中世の面影を残す印象的な街並みを紹介したいと思います。
世界遺産に登録されている有名な町が意外とつまらなかったり、あまり世間に広く知られていない町が感動的だったり、やはり行ってみないと分からないことばかりです。
絶景の街並みを選んだ結果は、以下の通りです。

【トレド(スペイン)】
ここを見るためにスペインに行くという人がいる位、古都トレドは魅力のある街です。私もスペインのツアーで一日目の観光がトレドでしたが、結局旅行を終えてみると最初に行ったトレドが最も印象に残りました。
迷路のような細い道を歩いていると、中世都市にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。
中世にはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教が共存していた町で、現在もそれぞれの寺院が当時の姿を残しています。
また画家エル・グレコが活躍した町としても知られ、代表作「聖母子昇天」などの作品はここトレドで観賞できます。
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【ドブロヴニク旧市街(クロアチア)】
旧ユーゴスラヴィアから独立したクロアチアを代表する世界遺産であるドブロヴニクは、「アドリア海の真珠」と称えられてきた街です。旧市街の周囲わずか2kmと、思ったより小さな街でした。
東西貿易の要衝として栄えた14世紀以来、自治都市として独立を守ってきました。
それが皮肉にも破られたのは、1991年に始まった旧ユーゴの内戦でした。ここドブロブニクもクロアチア独立戦争の舞台となり、街の8割が破壊されます。しかしその後市民たちの手で復興に乗り出し、元の姿を取り戻しました。
城壁の上から見た街の美しさは忘れられません。
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【カスバ(アルジェリア)】
アルジェリアの首都アルジェ旧市街は、16世紀にオスマントルコの海賊がこの町を拠点として活動したことが始まります。海賊たちが身代金などで得た富で、この街は建設されました。
1830年にはフランス軍がアルジェに侵攻し、街はフランス風に改造されていきました。この頃からカスバとよばれるようになりました。この街が一躍世界的に有名になったのは、1930年代フランス映画「望郷」の舞台になってからです。
1960年代のアルジェリア独立戦争では、ここカスバがフランス軍へのレジスタンスの舞台となりました。
現在は世界遺産に登録されています。
カスバは階段の町で、狭い階段が迷路のように張り巡らされています。今も多くの人がここで生活していますが、人口流出が続き、スラム化が進んでいます。
しかし老婆が孫の手を引いて階段を上がってくる姿や、路地からヒョイと人が出てきたり、壁に寄りかかって立っている人がいたり、そういうひとコマひとコマが絵になるんです。
あの不思議な空気は、その場所へ行ってみないと分かりません。
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【シバーム旧市街(イエメン)】
2500年の歴史を持つ「砂漠のマンハッタン」シバームは、地上約30m、8階建てからなる高層住宅がおよそ500棟、ひしめき合うように建っています。
シバームは古代ローマの時代から乳香の交易の拠点として発展してきました。冨が集まれば侵略や略奪が起こります。それを守るためにシバームは、街全体が要塞都市として築かれたのです。
驚くべきことに、高層住宅の主な建築資材は泥です。泥で作った家が数百年にわたり保つことが出来た理由は、この隙間のないひしめきあった家造りにありました。
遠くから見ると、まるで御菓子でできた家のように見えますが、家の中は敵の侵入を防ぐ様々な工夫が施されています。
今も多くの人々がこの街で生活しているのにも、驚きでした。
長閑な国が今は内戦状態になってしまい悲しい思いです。早く戦闘が終わり平和が戻ることを願ってやみません。
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【ブリッゲン(ノルウェー)】
ノルウェー南西部のベルゲンは、中世以来バルト海沿岸の貿易を独占していたハンザ同盟の拠点になりました。ブリッゲン地区は、そのドイツ商人たちの居留地でした。
港に面して、往時の木造建築が立ち並ぶ美しい街で、世界遺産に登録されています。
沢山の船が港を行き交い、街の中心部にあるマーケットは多くの市民で賑わっていました。今も活気溢れるブリッゲンは、とても魅力的な街です。
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【ハイデルベルグ(ドイツ)】
ライン川やその支流に沿って、中世の面影を残す街が続くドイツの中でも、ハイデルベルグの美しさは際立っています。
14世紀に建てられたハイデルベルグ城を中心に、その中庭から見下ろすと、レンガ色一色のハイデルベルクの街並みやネッカー川にかかる「カール・テオドール橋」が一望できます。
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【ドナウベント(ハンガリー)】
ドナウベントとはドナウ川がほぼ直角に曲がる場所で、ここからドナウ川が東から南へと流れを変えますが、ハンガリーで最も美しい地域です。
代表的な街としてエステルゴムがあり、ハンガリー初代国王で建国の父、聖イシュトヴァーン大王の生誕の地として知られています。
街の中心はエステルゴム大聖堂で、今なおハンガリーのキリスト教の中心地になっています。ドームのテラスからはエステルゴム市内、ドナウ川とマーリア・ヴァレーリア橋、対岸のスロバキアの町ストゥロヴを望むことが出来ます。
少し寂れた感じが何ともいえない風情の街です。
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【ヒヴァのイチャンカラ(ウズベキスタン)】
19世紀、ヒヴァは外敵の侵入を防ぐために、外・内壁と二重の城壁を築きます。その内側の城壁に囲まれた内城がイチャンカラで、ここには20のモスク、20のメドレセ、6基のミナレットなど多くの遺跡が残されている「博物館都市」です。1990年にはユネスコの文化遺産に登録されました。
夕方見張り台に登って見る景色は、イチャンカラの建物のタイルが夕日に赤く染まり、とても美しい光景を示していました。
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【キト旧市街(エクアドル)】
南米大陸の北西部にあるエクアドル、その首都キトは標高約2800mで、世界で2番目の標高の高い首都です。近くには標高が4794mのピチンチャ火山があります。
キトはかつて、クスコに次ぐインカ帝国第二の都市として栄えますが、1533年インカ帝国滅亡に際して、自らの手で破壊します。代ってスペイン人がこの街を再建します。スペイン人たちは、先ずキリスト教の施設を作り文化を広め、先住民に対して美術と彫刻の学校を建設しました。この結果、ヨーロッパとアンデス先住民との文化が融合した新しい芸術が花開いたのです。
キト旧市街にはスペイン植民地時代の建物が数多く残されており、落ち着いた佇まいを見せています。
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【ゲント(ベルギー)】
ゲントはベルギー第3の都市で、花の都市という名で呼ばれています。12世紀から栄えたベルギー屈指の古都です。
この地区は、レイエ川の西側にあるのがコーンレイ、東側がグラスレイと呼ばれ、当時の商人たちのギルドハウス(商業組合)が立ち並んでいます。
写真はグラスレイ側を撮影したものです。
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【コルチナ・ダンペッツォ(イタリア)】
北イタリア・ドロミテ渓谷の心臓部にあたるコルチナ・ダンペッツォは、3千メートル級の山々に囲まれ「黄金の盆地」と呼ばれています。夏冬問わず、高級リゾート地として人気が高い街です。
散策しているだけで気分が浮き立つような街です。
人口約5900人の小さな街ですが、1956年には冬季オリンピックが行われ、また2026年の冬季オリンピックがミラノとの共催で行われる予定です。
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【リガ(ラトビア)】
リガはラトビア共和国の首都で、「バルト海の真珠」と讃えられる美しい港町です。
旧市街のユーゲントシュティール建築群と呼ばれる地区、ユーゲントシュティールとは、19世紀末から20世紀初めにかけてドイツ語圏で花開いた世紀末美術のことです。元はフランス語で「アールヌーヴォー」と呼ばれていましたが、それがドイツに渡りこの名になりました。ラトビアがドイツ支配下にあった時期に建てられたもので、ソ連時代に発展が遅れたため、今こうして800棟を超える巨大な人の顔などが装飾された不思議な建築物が立ち並んでいます。アールヌーボー様式の建築群に出会えるのは、今はリガだけになってしまいました。
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# by kanekatu | 2019-07-26 09:13 | 世界の絶景

憂きな中にも旅の空


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