ラオス旅行記 その3
2009年 01月 27日
写真はメコン川で、手前に見えるのが私たちが乗ったスローボードです。
メコン川を遡ること約2時間で、パクオウ(パークウー)洞窟に到着。岩山の断崖にあるのがタムティン、さらに階段を上ったところにある横穴がタムプンで、こちらは懐中電灯が必要です。
大小4000体の仏像という触れ込みでしたが、大半はお参りに来た人が備えた小さな仏像で、とても京都の三十三間堂のような迫力はありません。スケールの大きさを期待した人はガッカリしていました。
しかし廃棄された仏像も多い中で、現在もこれだけの数が残っているというのは、実に沢山の人が信仰のためにパクオウ洞窟を訪れたという証拠です、ここは船で来るしかないことを考えるとスゴイことかも知れません。
この地点が、メコン川とナムウー川の合流点だということが関係しているのでしょうか。
石段の両側に、沢山の物売りが並んでいました。幼い子どもたちも目に付きます。
小さな人形や装飾品が、だいたい1個1ドル程度で売られていましたので、下の人形を買い求めました。ちゃんと民族衣装を着ています。
嬉しかったのでしょう、その物売りのおそらく少女だと思いますが、写真のように小さくVサインを出してくれました。隣のお姉さんも、なかなか顔立ちが良い少女です。
ラオスでは小学校までが義務教育ですが、貧しくて学校に通えない子どもも少なくありません。こうした現実を日本の若い人たち、特に子供たちに知って欲しいと思うのは私だけでしょうか。
洞窟見学の後は、バーンサーンハイの酒造りの村や、バーンサーンコーンの織物の村を訪れましたが、ハッキリ言って大したことはありません。要は土産物店です。
販売されている商品も、他の市場で十分手に入るものばかりです。
だから紹介はパスします。
夕方、ルアンプラバン市内に戻り、夕陽の名所とされるプーシーの丘に上りました。
328段の階段を上がりきると、頂上に立つタートチョムシー付近は人で一杯です。人間の頭の間から山に沈む夕陽を観賞することになりました。
夜になってからナイトマーケットで買い物をしました。先ずは長袖のシャツを1枚しか持ってこなかったので、少し厚手の生地の綿シャツを買いました。
それとルアンプラバン名産のお坊さんのこけし、
その他、小物を少々。
店の前で買い物客に愛想を振りまいている可愛らしい坊やがいましたので、カメラに収めました。フラッシュにちょと驚いてしまいました。
ここでラオス料理について簡単に触れてみます。
先ずは主食のご飯ですが、カオニャオと呼ばれるもち米です。これが写真のようなティップカオという竹製のお櫃に入って出てきます。通常は白いもち米ですが、時には赤米の場合もあり、まるで赤飯のような食感でこれが美味い。
ラオスはかつてフランス領だった関係で、フランスパンも美味しいですよ。
カイペーンというのはメコン川でとれた川海苔で、これに胡麻をまぶして油で揚げたもので、これも美味い。とりわけビールのオツマミにはピッタリです。ビールはラオスビールですが、味は十分いけます。
スープは野菜が入ったあっさり味で、時に豆腐が入ったり、カオソーイと呼ばれる米の緬が入ったりします。
クアバックというのは野菜いためで、これもあっさり味です。
私などはカイペーンをツマミにビールを飲んで、後はクアバックをおかずにカオニャオを食べればそれで十分です。
こちらは白身の魚の唐揚げですが、肉や魚は揚げたものが多いようです。
ラオス料理はどれも美味しく、日本人の口にあいます。
ビールは安く、レストランでも大ビンで2ドル程度ですから、私のようなアルコール好きにはもってこいです。