ラオス旅行記 その4

ルアンプラバン観光のハイライトは、何といっても朝の托鉢です。托鉢を見るために、外国人観光客が夜明け前から道端に座って待ちます。ただ見るだけではなく、炊き立てのカオニャオがたっぷりと入ったティップカオを買い、それを僧侶に喜捨する人が大半です。
中には、この托鉢が見たくてラオスにやってくる観光客もいます。
本来は信者が僧侶に感謝する儀式ですが、かなり形式的になり、観光化されつつあるということでしょう。
 
ほの暗い朝もやの中から、寺ごとにおよそ10人位の僧侶が一列になって歩いてきます。位の高い順に並んでいるので後方の僧侶は年が若く、時には少年の姿も見ることができます。全員がオレンジ色の衣をまとい、肩から袋を下げていて、托鉢を受けるときに袋の口を空けます。
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お供えする人は、先ずティップカオを両手に持って額に前に頂き、次いで左手にティップカオを持ち、右手の指にカオニャオをつまんで僧侶の袋の中に喜捨します。
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お供えするものはご飯が一般的ですが、お金でも良いし、菓子でも良いそうです。こうした托鉢はラオス全土で毎日行われています。
東南アジアや南アジアの仏教は、信者にとっては完全に日常生活の一部になっています。この点、日本とは大きく異なります。前者が上座部仏教であり、日本は大乗仏教という違いはありますが、それだけではありません。宗教全般から見れば、日本の仏教というのはかなり異端なのではないでしょうか。但し、日本人にとってそのことが幸いしているのかも知れませんが。

ホテルに戻って朝食を済ませた後、ルアンプラバンから30kmほど離れたタ-トクアンシーの滝に向かいました。
入り口付近に土産物店が並び、小さな坊やが愛想をふりまいていました。
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入り口は下流になっていて、いくつかの小さな滝や池を眺めながら、上流に向かって歩きます。
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水が少し白濁しているのは、石灰が多いためです。こうした石灰棚も見られます。
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一番奥にクアンシーの滝が見えてきます。階段状に落下する多段の滝で、規模は小さいですが、美しい姿を見せていました。
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昼食後ルアンプラバン空港から国内線に乗り継ぎ、ラオスの首都ビエンチャンに向かいました。
この空港では手荷物はもちろん、預け入れのスーツケースの中も水やソフトドリンクは一切持ち込めないという規則があり、全て廃棄させられました。処が、アルコール類は持込可能だというんですから、わけが分からない。添乗員も現地ガイドも規則が不合理だと承知しているが、とにかく指示に従ってくれの一点張りです。
航空機への液体物持込制限の曲解だか悪乗りだか、国や空港によってルールが違うというのは困った問題です。

ビエンチャンに着くと、ルアンプラバンとは気温が全く違います。かなり暖かい。ようやく南国に来た気分になりました。
この夜は“ランサーン・ホテル”で夕食をとり、宿泊するだけだったので、ホテル周辺を散策することにしました。
やはり寺院が多いのですが、この寺は外国人観光客を真っ赤な衣をつけた僧侶が案内していました。
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夕陽を浴びて赤く染まった寺院の屋根です。
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ホテルの前はメコン川ですが、沈む夕陽の見物に沢山の人たちが川岸に集まっていました。
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ホテルのレストランのウエイトレスです。
ラオス美人ですね。
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ルアンプラバンに比べ気温が高いせいか、深夜の冷え込みは楽でしたが、やはりホテルのシャワーからお湯が出てこない。
ラオスのホテルでは、お湯を使うのは諦めるしかありません。
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Commented by nikonfe at 2009-02-02 22:16 x
home-9さんが写ってますね・・・
今「空想は小説より奇なり」で生臭坊主のことを書いています。
「金閣寺」に似たストーリーになる可能性が高いんですが・・・
托鉢は修行の原点ですからね・・・
Commented by kanekatu at 2009-02-03 09:10
nikonfe様
コメント有難うございます。
画像の品位が落ちるので自分が写っている写真は避けていますが、この時は托鉢の瞬間が撮れているのはこの写真だけなので、止むを得ず掲載しました。
ラオスやミャンマーの僧侶は、托鉢されたものしか口にしないそうで、それも喜捨された全ての食材を均一に混ぜて調理するとのこと。味は無視です。しかも朝、昼の1日2食、昼過ぎたら食料は一切口にしないというのですから、私など絶対に無理です。もちろん一生独身です。
そういう厳しい修行をしているから、人々の尊敬が得られるのだと思います。
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by kanekatu | 2009-01-30 18:08 | ラオス | Comments(2)

憂きな中にも旅の空


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