「彦根城と比叡山」へ(上)

GWの5月4,5日、団体ツアーで琵琶湖の湖東と比叡山延暦寺を中心とするツアーに参加。旅行社は阪急交通で、国内ツアーにしては珍しく
・一人一室
・食事なし
が特徴的です。
GW中に空いているビジネスホテル、シングルルームを活用しての企画なのでしょう。

東京から新幹線こだまで名古屋に行き、そこからは観光バスでの移動となります。
最初の観光地は湖北の長浜市で、旧市街にある「黒壁スクエア」を自由散策となりました。
謳い文句では、伝統的な日本建築の街並みを生かして造られた観光スポットということで、町おこしの成功例としてしばしば紹介されています。
しかし写真のように、メインストリートは隙間なく商店が連なる、単なる商店街としか目に映りません。
c0051938_1011122.jpg


GWの真っ最中とあって、人、人、人で道路は溢れかえっていました。
10分位で見飽きてしまい、昼食を済ませると街の外れにある「大通寺」に移動しました。
ここは真宗大谷派の寺院で、開山は17世紀初めとされています。
この湖北一帯は、浄土真宗の蓮如上人の布教の中心地で、中でも大通寺はその中核で、地元の人たちから「長浜の御坊さん」と呼ばれ親しまれています。
大通寺の山門です。
c0051938_1012153.jpg

枯山水の庭園は国の名勝に指定されています。
c0051938_10122582.jpg

本堂の阿弥陀堂は江戸初期に建立されたもので、重要文化財に指定されています。
c0051938_10124295.jpg

7千坪あるというこの寺の境内にいると、街の喧騒とは別世界で、結局この寺で時間の大半を過ごしました。


もう1ヶ所、こちらは豊国神社です。
長浜といえばやはり秀吉で、太閤さんを祭った神社があるわけです。
c0051938_10131844.jpg


次の目的地は「彦根城」で、現在国宝に指定されている4ヶ所の城の一つです。
彦根といえば先ず頭に浮かぶのが幕末の大老・井伊直弼でしょう。開国派で、日米修好通商条約の締結を推進しますが、1860年江戸城桜田門外の変で、水戸浪士らによって暗殺されます。
元々この地域は秀吉の腹心、石田三成の佐和山城があったのですが、家康より関が原の合戦で大功を立てた井伊家の領地として授かります。
以後およそ400年間、一度の国替えや城攻めもなく、井伊家三十五万石の偉容を今に残しています。

とにかく堅牢な造りで、城郭の周囲は二重の堀で囲まれています。
写真は内堀です。
c0051938_10142352.jpg

お目当ての天守閣に入ろうとしたら長蛇の列で、入場待ち時間が90分ということで残念ながら見学は諦めざるを得ません。
c0051938_10144766.jpg

城の西の丸一帯は緑地になっていて、ここから白亜三層の天守閣全体を眺めることができます。
c0051938_1015815.jpg

名勝に指定されている庭園・玄宮圓は、近江八景を模して造られた縮景圓です。
c0051938_10153173.jpg

途中の井伊直弼の辞世の歌碑というのがありましたが、桜田門外で暗殺されて和歌など作る暇は無かったと思いますけど。

泊りは、彦根駅前のビジネスホテル「コンフォートホテル彦根」でした。
オープンして間が無い新しいホテルで、部屋やバスは狭いですが、Wベッドで快適な居心地でした。
何より一人一室というのが良いですね。観光中は朝から晩まで「連れ」と一緒、せめて寝る時ぐらいは気兼ねなく一人で羽を伸ばしたいですから。
夕食は自由でしたので、彦根駅前の「銀水」という寿司屋に入り、刺身と握りをツマミに日本酒を飲みました。店の主人の応対が良く気分良く飲め、味は上等。その割に値段はリーズナブルで、満足しました。
[PR]
Commented by nikonfe at 2009-05-20 21:46 x
玄宮圓は横浜の三渓園に似てますね。
城めぐりは戦国時代を連想するにはもってこいではないでしょうか?
Commented by kanekatu at 2009-05-22 07:41
nikonfe様
コメント有難うございます。
写真の景色は似ていますが、三渓園に比べると遥かに規模が小さいものです。
城の天守閣も思ったより小さめでしたが、その代わり守りは頑強で、井伊家の質実剛健な気風を窺わせるものでした。
大河ドラマの影響からか、最近若い人の間にも城めぐりがブームになっているようです。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by kanekatu | 2009-05-13 10:17 | 国内旅行 | Comments(2)

憂きな中にも旅の空


by kanekatu
プロフィールを見る
更新通知を受け取る