スペイン・ポルトガル旅行記(1)

スペイン北西部とポルトガルを訪れるツアーに参加し、先日帰国しました。
日程は2010年7月12日~21日の10日間です。
旅行社は阪急交通、添乗員は女性のSさん、往復のキャリアはエール・フランス航空です。
参加者は12名と小ぶりで、一人参加は私以外に一人。
スペインへは2度目で、ポルトガルは63ヵ国目の訪問国となります。
この両国はヨーロッパの中でも西端のイベリア半島に位置し、大航海時代には大西洋を中心に、東はポルトガル、西はスペインで分け合うほどの勢力を持ちながら、その後はヨーロッパの中の後進国の地位に甘んじてきました。
両国の地図は下記のとおりです。

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1990年代には一度繁栄期を迎えますが、ここ数年は経済成長が停滞し、失業率は10から20%にまで上昇、国の財政赤字は対GDP比で10%前後に達し、財政危機といってよい状況に陥っています。
何とかなるさと楽観的なのがスペイン人と、現地ガイドが言ってました。
不況で失業する人も多く、住宅ローンが払えない人もいるけど、払えない人は払わないだけのこと。そのまま住み続けているので何も問題ない。そういう人を追い出そうとしても、法律が守ってくれる。
かつては他人の土地に勝手に家を建て、そのまま住んでしまうことさえザラにあった国だから。
と、まあそんな具合なんだそうです。
私たちからすると、理解不能ですが。
不況や財政危機などどこ吹く風と、いつも通り夏は家族揃って3週間のバカンスにでかける、うらやましい国民性ですね。

さて、スペインというと多くの日本人の頭に描かれるのは「南の国」「情熱の国」というイメージでしょう。
「00スペイン村」などと称する施設にいくと、たいがいは南国の雰囲気が演出されています。
この原因は、私は歌からきているんじゃないかと推測しています。
それは戦後まもない1948年、ボレロ調の軽やかなリズムにのって近江俊郎が歌い大ヒットした「南の薔薇」という曲です。

【南の薔薇】
南のバラそよ風に ほほえむ君の姿
胸に抱き接吻ける 花よバラの花
麗しの月の宵 ともに杯あげ
君よ歌え 恋の歌を
なやましこの胸 燃えたつ恋
南の国スペインの 君はやさしの薔薇

南のバラあこがれの 君こそ花のクイーン
夢の間も忘られぬ 花よバラの花
麗しの月の宵 ともに杯あげ
君よ歌え 恋の歌を
なやましこの胸 燃えたつ恋
南の国スペインの 君はやさしの薔薇

この歌により、
スペイン=南国=情熱の国
というイメージがインプットされてしまったのではないでしょうか。
しかし実際のスペインは、コスタ・デル・ソルなどの一部地域を除いては、イメージとは全く違います。
首都マドリッドを例にとれば、北緯40度を少し超えた位置にあります。
これを日本に置き換えると、秋田県の男鹿半島付近ということになり、むしろ北国といってもよい。
もう一つ、国土の平均標高が意外なことに、ヨーロッパではスイスに次いで第二位なのです。山国なんですね。
知らずに冬にでも行けば、寒さで震え上がるということになりかねません。
そんなスペイン、前回はマドリッドから南に反時計回りでバルセロナまでの周遊でしたが、今回は北へ向かって反時計回りに進み、ポルトガルに入るという行程になります。

(続く)
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by kanekatu | 2010-07-28 09:42 | スペイン | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


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