スペイン・ポルトガル旅行記(3)

セゴビアはマドリッドから北西95kmの位置にあります。
スペイン8日間コース位のコースだとセゴビア観光はカットされることが多く、そういう意味では楽しみにしていた町です。
15世紀のカスティーリア王国の中心地だったセゴビアは、標高1002mの高地に築かれた城塞都市です。

町の中心部に着くと、いきなり眼に入ってくるのはローマ水道橋の威容です。
紀元前19年からおよそ700年間、イベリア半島全体がローマ帝国に支配されますが、その時代の紀元1世紀ごろに築かれたものです。
アセベダ川の水をセゴビアにひくため、全長728mにわたり築かれたものですが、高さは写真のアソゲホ広場辺りで約29mに達しています。
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石積み方式で、驚くのは石と石の間には接着剤が一切使われていないことです。引力だけでついているんですね。
下から見上げると、下の写真のようになります。
夕暮れ時で、上のほうが夕陽に映えています。
今から1900年も前に、よくこれだけの建造物を設計し施工したものだと、当時のローマ帝国の技術の高さに感服します。
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旧市街に入ってすぐに見えてくるのがサン・マルティン教会です。
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カテドラルは1768年に完成した大聖堂で、スペインの中で最も新しいゴシック様式の建物として知られています。
「貴婦人」と呼ばれる優雅さは、この写真からは窺えません。
建物の反対側から全景を見られれば、その美しさが分かるのでしょう。
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さて、お目当てのアルカサルに到着です。
元々は要塞であったこの地に、13世紀に城が築かれ、歴代の王たちにより増改築が繰り返されてきました。
国王の即位や結婚式も行われていました。
1862年の火災で大部分が焼け落ち、今の城はその後の再建されたものです。
しかし、そんな歴史よりなによりこの城を有名にしたのは、ディズニー映画「白雪姫」のモデルになったことです。
もっともディズニー自身はこの城を見たことがなく、友人の画家ダリが描いた絵をもとに作ったものだそうです。
フーン、ダリとディズニー、確かに共通点がありそうな。
下の写真を見ると、ナルホドと思われるでしょう。
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内部が思ったより広く、調度品や絵画、武器などが展示されていました。
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こちらは反対側のビューポイントから望遠で写したものです。
とても絵画的ですね。
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荒野に一軒だけポツンと建っているのは、ラ・ベラ・クルス教会です。
珍しい12角形の教会で、13世紀にテンプル騎士団によって建てられました。
映画のワンシーンに登場しそうな、趣のある姿です。
この教会のことを訊いたら知らないと答えた現地ガイドは不勉強です。
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カテドラル前のマヨール広場の情景です。
正面は確か市庁舎だったと思いますが。
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セゴビアは坂が多く、至る所でこういう階段にぶつかります。
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この日の泊りは、「ユーロスターズ・プラザアクエドゥクトH」でした。
水道橋と旧市街の世界遺産の町を後にして、次の日はサラマンカに向かいます。
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by kanekatu | 2010-08-03 09:33 | スペイン | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


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