スペイン・ポルトガル旅行記(10)
2010年 08月 25日
天然の良港だったポルトは、大航海時代には海外進出の拠点の役割を果たしていました。
街の東西を横切るドウロ川沿いに、観光スポットが集まっています。
クレリゴス教会は18世紀に建てられたバロック様式の教会で、塔の高さが76mとポルトガルで一番の高さを誇ります。
石段を上れば市内が一望できるそうですが、残念ながら時間がなく断念しました。
サンフランシスコ教会は14世紀にゴシック様式で建てられましたが、17世紀にバロック様式に改装されています。
外観は質素な印象ですが、内部は豪華絢爛。天井、壁、柱には全て彫刻がほどこされ、その上から金箔が貼られています。
でも撮影禁止で、お見せできません。
少し高い所に行くと、対岸北側の街の様子が見えます。
赤い屋根が並んでいて、とてもキレイです。
ドウロ川の南側にはsandemanなどの多くのポートワインのワイナリーが並んでいます。
ポートワインは上流のアルト・ドウロという流域で栽培され、摘み取られて絞られブドウ液となります。
その後ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアに運ばれ熟成、ビン詰めが行われます。
かつては写真のラベーロと呼ばれる帆船によって運搬されていましたが、現在はもっぱら広告塔として川に浮かんでいます。
川岸から見たドン・ルイス1世橋です。
Sandemanのワイナリーを見学、黒いマントの黒い帽子をかぶったモデルのような美しい女性が案内してくれました。
見学後は試飲があり、ボトリング後も熟成が進むため、日本では手に入らない「グリーン」と呼ばれるワインを購入。
お土産に持ち帰ったら、家族から大好評でした。
お陰で10ユーロでいい顔ができました。
ポルサ宮は1834年に建てられたポルト商業組合の建物です。
回廊の壁面にはアズレージョが飾られています。
この豪華な会議室は現在も使われているそうです。
すぐ前にはエンリケ航海王子の像がたっています。
実は船酔いがひどくて本人は船に乗らなかったそうですが、ポルトガルがもっとも華やかりし時代の象徴なんでしょうね。
ちょうど高校生ぐらいのグループが見学に訪れていました。
ガイドの説明などそっちのけで、身だしなみに精を出しています。
こちらはお目目の大きなポルトの現地ガイドです。
次回はコインブラ観光です。