晩秋の箱根「吉池旅館」に泊まる(2)
2010年 12月 05日
上流に向かって右側は小高い山林が続き、そこは紅葉の真っ盛りでした。
須磨川と早川の合流近くに「吉池旅館」があります。
今回ここで宿泊することを決めたのは、敷地が約1万坪あって、広大な庭園内で紅葉狩りができるからです。
チェックインして部屋に荷物を置くと、先ずは庭園の散策です。
手入れの行き届いた庭の紅葉は実に見事でした。
庭内には「旧岩崎別邸」があります。
三菱財閥二代目の岩崎弥之助の別邸として明治37年に建てられてもので、内外の賓客が宿泊したとのことです。
国指定文化財として登録されており、現在はこの「吉池旅館」が管理しています。
池の辺に冬桜が植えられていて、一枝だけ小さな花をつけていました。
桜の花と紅葉の珍しい取り合わせです。
錦鯉の泳ぐ池に紅葉が映えています。
水面に落ち葉が浮かんでいます。
自家源泉が引かれている温泉ですが、とりわけ露天風呂が広く周囲が囲われていないため、お湯につかりながら紅葉を眺め、夜には星空を眺めることができます。
客室の窓からも紅葉が眺められ、部屋食を頂きながらゆったりとした時を過ごすことができました。
(終わり)