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尾張・美濃へ城と桜を訪ねて(1)岡崎城

2011年4月9-10日に1泊2日で、愛知と岐阜の名城と桜をめぐるバスツアーに参加しました。
このツアーは1月に募集され、妻が参加を申し込んでいたのですが、ここのところ花粉症などで体調が思わしくなく、急きょ代行で参加です。
旅行社はクラブツーリズム。
3月はどのツアーも殆んど成立していなかったそうで、4月に入ってボチボチまた出始めた状況とのこと。
このツアーが満席で、一人のキャンセルもなかったとのことで、添乗員もバスのドライバーもとても嬉しそうだったのが印象的でした。
大震災と原発事故の影響で、誰もが元の生活に戻れるのかという不安を抱えていると思います。

上野、新宿の集合地をスタートし、バスは東名を一路西へ。
9日は朝から強い雨に見舞われていましたが、愛知県に入ったあたりから雨が上がり始めました。
最初の訪問地は愛知県にある岡崎城です。
築城は16世紀中頃で、徳川家康がこの城内で誕生したことで有名です。
添乗員の説明で「家康は桶狭間で今川義元を破り、やがて天下を統一」と言ってましたが、これはムチャクチャ。
ガイドの解説では時々とんでもないことを言うケースがあり、「秀吉と家康が関ヶ原で天下分け目の大合戦」などと珍説を披露する人もいるので、要注意です。

岡崎は石高こそ5万石と少なかったのですが、本多家や水野家といった家格の高い譜代の大名が城主をつとめてきました。
明治の初めに城郭は取り壊されてしまいましたが、1959年に復元されました。
現在は城の周辺が岡崎公園として整備され、沢山の桜が植えられています。

大手門です。
岡崎は東海道の宿場町としても発展してきました。
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からくり時計で、時間になると家康公の人形が能を舞います。
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1542年、家康が誕生して、この井戸で産湯をつかったそうです。
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岡崎城主としてこの地を治めた本多家の祖であり、徳川四天王の一人である本多平八郎の銅像です。
かつては、五月人形でこの人をモデルにした「馬乗り本多」が定番でしたが、最近は見かけないですね。
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岡崎城は三層の平山城です。
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天守閣から見た岡崎の市街で、目の前に乙川が流れています。
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城の直ぐ脇にある船着場跡で、地元の民謡「岡崎五万石」で、
♪五万石でも 岡崎さまは  お城下(しろした)まで 船が着く♪
と唄われています。
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城の隣にある龍城神社(龍城は岡崎城の別名)です。
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園内のソメイヨシノや枝垂桜はちょうど満開でした。
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ソメイヨシノの花です。
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全国でも珍しい市立の能楽堂があり、この日は「岡崎五万石」の民謡大会が行われていました。
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雨上がりの美しい花をみて、次は名古屋城に向かいます。
by kanekatu | 2011-04-14 10:17 | 国内旅行

憂きな中にも旅の空


by kanekatu