人気ブログランキング | 話題のタグを見る

北陸バスツアー(1)

突然ですが8月18-19日にかけて1泊で北陸へのバスツアーに参加しました。2回に分けてその記事を掲載しますので、その間は「ポーランド・北東ドイツ旅行記」は仲入り休憩ということで。
旅行社はクラブツーリズム。
上野を出発し、諏訪、飛騨を通り最初の観光地・五箇山に到着。
五箇山(ごかやま)は、富山県の南西端にある南砺市にあります。
この地域は世界的にみても有数の豪雪地帯であり、そのような風土から傾斜の急な大きな屋根を持つ合掌造りの家屋が生まれました。
現在も南砺市の相倉地区や菅沼地区には合掌造りの集落が残っており、1994年には重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
また、隣接している岐阜県大野郡白川村の白川郷とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として1995年には世界遺産に登録されています。
今回訪れた相倉集落では、32戸の住宅のうち20戸が合掌造り家屋です。相倉集落に現存する合掌造り家屋の多くは、江戸時代末期から明治時代に建てられたものですが、最も古いものは17世紀にさかのぼると考えられます。
史跡として保存される範囲には、これらの家屋だけでなく、田畑・山林・池・道路・屋根葺きに必要な茅を取る「茅場(かやば)」や、集落を雪崩から守るための「雪持林(ゆきもちりん)」までもが含まれます。この点は白川郷と異なります。
北陸バスツアー(1)_c0051938_703349.jpg

庭先には向日葵が植わり洗濯が干してありました。
北陸バスツアー(1)_c0051938_705164.jpg

相念寺です。北陸一帯は15世紀に浄土真宗が入ってきました。
北陸バスツアー(1)_c0051938_711473.jpg

普通の民家も残されていますので、敷地内には立ち入らぬよう注意が必要です。
北陸バスツアー(1)_c0051938_714645.jpg

北陸バスツアー(1)_c0051938_715917.jpg

陳腐ですが日本の原風景という言葉を思い出します。
北陸バスツアー(1)_c0051938_721795.jpg

北陸バスツアー(1)_c0051938_723161.jpg


この日は石川県山代温泉に1泊です。山代温泉はバブルの頃は関西の奥座敷として殿方の女遊びを中心とした歓楽街で賑わっていましたが、今ではその面影はなく静かな温泉街となっているようです。
宿泊は雄山閣でした。
私の見立ては、広々とした大浴場と露天風呂を備えた温泉施設は一流、料理は二流、サービス三流。特に仲居さんのマナーが悪い。ここは団体客専門の旅館なんでしょうね。

翌日は金沢に移動し、市内の長町武家屋敷跡へ。
加賀藩時代の上流・中流階級藩士の侍屋敷が軒を連ね、塀と石畳の路地が続いており、藩政時代の情緒ある雰囲気を味わうことができます。
先ず野村家。
ここは長町で唯一、一般公開されている武家屋敷跡です。代々奉行職を歴任してきた加賀藩士1200石取りの野村伝兵衛信貞の屋敷跡を公開しており、格式を重んじた当時の様式を見学できます。
外塀。
北陸バスツアー(1)_c0051938_731589.jpg

仏間はさすがに大きい。
北陸バスツアー(1)_c0051938_735273.jpg

上段の間は当主の居室。
北陸バスツアー(1)_c0051938_741420.jpg

声桶はこの中に鶯を入れ江その鳴き声を楽しんでもの。優雅ですねぇ。
もし鳴かない時は、江戸家猫八を連れてきた、というのは冗談です。

庭園はなかなか凝ってます。
過去には米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌の日本庭園ランキングで第3位に選ばれとありますが、それ程のものじゃない。
どうもあそこのランキングは何を基準にしているか知らないが、あまり信用おけないですな。
北陸バスツアー(1)_c0051938_743730.jpg

2階の茶室で抹茶を頂きました。
北陸バスツアー(1)_c0051938_745492.jpg

ここからは周囲の散策。
大野庄用水。
北陸バスツアー(1)_c0051938_752516.jpg

武家屋敷跡界隈。
北陸バスツアー(1)_c0051938_753924.jpg

北陸バスツアー(1)_c0051938_755375.jpg


次回は金沢市内の兼六園とひがし茶屋街の紹介です。
by kanekatu | 2013-08-21 07:08 | 国内旅行

憂きな中にも旅の空


by kanekatu