西バルカン6ヶ国周遊記11(モンテネグロ2回目)
2014年 06月 26日
モンテネグロ2番目の訪問地はコトルで、ここだけは2回目になります。
アドリア海沿岸のボカ・コトルスカという地域は複雑に入り組んだ湾を形成していますが、その最奥に位置しているのがコトルです。
コトルは背後に険しい山をひかえ城壁が築かれるなど要塞都市として栄えました。かつて貿易によて得た富で築いた旧市街は中世の面影を残し、世界遺産に登録されています。
1979年の大地震で大きな被害が出ましたが、その後の復旧活動によりかつての姿を取り戻しています。
聖トリプン大聖堂はローマ・カトリックに教会で、塔以外は1160年創建のままの姿をとどめています。塔は地震後に再建されていて、よく見ると左右が少し違います。
聖ルカ教会は1195年創建の東方正教の教会。右上部に城壁の一部が見えます。
旧市街の背後のそって聳える山に沿って築かれた城壁は高さ20m、長さは4.5㎞に及びます。頂上まで片道1時間かかるという事で断念しました。
旧市街の情景は説明不要と思います。散歩するつもりで画像をご覧ください。
コトルからクロアチア国境近くに至るアドリア海海岸線は絵のような美しです。風光明媚という言葉がピッタリ当てはまる光景です。
バスで通過しただけなので確認はしていませんが、この辺りはヘルツェグ・ノヴィの街かと思われます。かつては重要な軍事拠点でしたが、今はモンテネグロ観光の拠点とされています。
モンテネグロは国民一人当たりGDPで比較すると、今回の訪問国ではトップです。
国名の由来はアドリア海沿いの山々に木が繁り、黒く見えたからだという事で自然の豊かさの現れと言えましょう。小国ながら国立公園が4カ所もあり、その一つは世界遺産にも登録されています。
全長293㎞の海岸線のうち73㎞がビーチという観光資源にも恵まれています。短い滞在期間でしたが魅力的な国として印象に残りました。
次の訪問国はボスニア=ヘルツェゴビナですが、この辺りの国境が入り組んでいて一度クロアチアに入ってからボスニアへ向かうというコースをとりました。
昼食はクロアチアのドブロヴニク市内となりました。