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三度(みたび)のインド(2016/1/13-1/20)1

1月13日から8日間の日程でインドのツアーに参加しました。参加者は13名、旅行社はクラブツーリズム、添乗員はSさんでした。
インド訪問は過去、30年ほど前に一度、11年前に一度と、今回が3度目になります。最初に訪問した時にはあまりの不潔さと暑さに参り二度と来るかと思ったのですが、三度目になったのはそれだけインドという国に魅力があるからだろうと思います。
今回は暑さを避けるためと、この時期が乾季である所から1月を選びました。

今回の旅の目的はズバリ、インド中央部に位置するデカン高原にある二つの宗教遺跡―アジャンタ石窟とエローラ石窟―の見学です。インドを、と言うよりは世界を代表する宗教遺跡ですが、ようやく訪れる事が出来ました。

下にインドの地図を掲げますが、東西と南北の端から端までの距離でいえばヨーロッパの主要部がスッポリと埋まる程の長さの大国です。
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正式国名はインド共和国。政治は連邦共和国で州の権限がかなり強い。観光バスが州をまたがる時に州税を支払う姿が見受けられました。首都はニューデリー。
国土は329万㎡で世界7位、人口は13億人を突破し世界2位ですが中国を追い越すのは時間の問題です。
人種はトルコ・イラン系、インド・アーリア系、ドラヴィタ系、モンゴロイド系などに分かれます。
宗教の割合はおよそ次の通り。
ヒンドゥー教 80%
イスラム教 14%
キリスト教 2%
シーク教 2%
仏教 1%
ジャイナ教 0.4%
仏教徒が少ないのが驚きです。
言語はヒンディー語が公用語で、他に州の公用語として認められているのが21語あります。インドの紙幣に沢山の言語が書かれているのはこのためです。英語は準公用語で、かなりの人に英語が通じます(通じないのは、コチトラの方)。
識字率は74%と読み書きが出来ない人が全体の4分の1に達していますが、地域差が大きく南部のケララ州では30年程前で識字率が100%と言われていました。
国民一人当たりのGDPは4060ドルですが、現地で聞いた勤労者の平均年収が約6000ドルとのことでした。
通貨はルピー(Rs)で、現在のレートはRs1=1.8円。
インドといえばかつては貧しい国というイメージでしたが、今では中国と並ぶ新興国として世界経済のけん引役を期待されています。

成田での団体集合時間は午前9時でしたが、私はいつも1時間前には着くようにしています。もし途中で電車事故があっても1時間の余裕があれば通常は遅れずに済むからです。現に昨年8月に中国へ行った時は事故に引っ掛かりましたが何とか時間に間に合いました。
旅程は成田空港発11時30分のエア・インディア307便で17時50分デリー空港に到着。そこからデリー発20時のエア・インディア805便に乗り継ぎ、22時15分にムンバイ空港に到着しました。
感心したのはデリーームンバイ間の国内便がほぼ時間通りだったことです。この後も3回エア・インディアの国内便を利用しましたが遅れは最大で1時間程度で、以前に比べれば夢の様です。
空港もかつての汚い臭いというイメージは一掃され、近代的な設備に生まれ変っていました。
現地ガイドはサルマさんで、スルーガイドです。
空港内にいる時はこれがインドかと疑う程でしたが、バスでホテルに向かうといきなりスラムが眼に入りやっぱりインドだと実感できました。
ムンバイのホテルに到着し荷物整理しシャワーを浴びて就寝したのは現地時間で午前0時を回っていました(日本との時差は3時間30分)。翌朝は5時45分にモーニングコール、6時より朝食で出発が7時ですから大忙しです。
by kanekatu | 2016-01-26 10:07 | インド

憂きな中にも旅の空


by kanekatu