憧れのレバノン(2018/3/21-28)・1

2018年3月21日から28日までの旅程でレバノンを訪れました。
旅行社は西遊旅行、キャリアはエミレーツ、添乗員はHさん。ツアー参加者は21名で、ちなみに最高齢は83歳でした。

私にとってレバノン訪問は永年の夢で、過去の2度のトライは諸事情で実現できず、今回が3度目の正直となりました。
レバノンは日本の岐阜県ほどの広さしかない小国ですが、5つの世界遺産があります。その一つは中東最大級、ということは世界最大級のローマ遺跡「バールベック」が含まれています。ここをどうしても見たかったのです。
結果は期待通りというより期待を上回る旅となりましたが、レバノンの印象を一口で表せば「不思議の国」といえましょう。
人口が400万人の国で、パレスチナからの難民50万人、シリアからの難民100万人(いずれも概数)を受け入れている、これだけでも驚きです。
レバノンの不思議さ、魅力を、これから何回かに分けた紹介してゆきます。

先ずレバノンはどの辺りにあるのかというのは下の地図で見てください。シリアの左に小さく書かれているのがそれです。
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大きくしたものが下の地図で、地中海の東端にあり地中海の沿うような形に細長くのびた国土の形をしています。

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国の中央付近を背骨のようにレバノン山脈が走り、東側のアンチレバノン山脈によってシリアと分けられます。
隣国は南部の一部がイスラエル・パレスチナと接している以外は、大半がシリアとなっています。
渓谷や高原があり、3000m級の山があるレバノン山脈ではスキーが、地中海側ではマリンスポーツが楽しめるというリゾートの適した立地は「中東のパリ」と呼ばれていました。

レバノンの基本情報は以下の通りです。
国名:レバノン共和国
国旗:中央にレバノン杉が描かれているのが特徴。
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面積:1万452㎡(岐阜県とほぼ同じ)
人口:413万人
首都:ベイルート
民族構成:アラブ人95%、アルメニア人4%、ほか1%
宗教:全部で16の宗派に分かれている。
イスラム教60%(スンニ、シーア、アラウィ、ドルーズ)
キリスト教徒40%(マロン、ギリシア正教、カトリック、プロテスタント、ほか)
言語:アラビア語が公用語、他に英語やフランス語が通じる。
通貨:レバノンポンドが基本通貨だが、米ドルが通用する。
国民一人当たりのGDP:約1万7000ドル

戦後しばらくは中東で最も豊かな国でしたが、1975年から始まった内戦が15年間も続き、その後もイスラエルやシリアとの戦闘や占領などがあって、国土は荒れてしまいました。
その影響で観光客が激減し、外国資本も引き揚げられ、レバノン人(主にキリスト教徒)の一部が外国へ移住する事態になりました。
また、イスラエルとPLOの戦闘から逃れたパレスチナ難民およそ100万人、シリア内戦から逃れたきたシリア難民およそ50万人が今もレバノン国内に留まっています。

ようやく国内が安定し、復興が進んできて、日本からのツアーも可能となってきました。
しかしシリアやイスラエルとの緊張関係は続いており、数か月前には首相が突然「身の危険を感じるので辞任したい」と言い出して世間を驚かせました。
そんなこんなで今回の旅行は家族から猛反対され、じゃこれで海外旅行は最後にするからという条件で認めさせました。
従って、海外旅行記も今回が最終となります(家族の気が変わらなければ)。

どうせ最後だからということで、エミレーツのビジネスクラスをはり込んで、快適な気分を味わいました。
空港のラウンジでゆっくり時間を過ごし、航空機に搭乗すると直ぐにおしぼりとシャンパンが出てきます。
座席の配列は2-2-2でしたが、隣席とは顔の部分が仕切られていていちおう独立性が保たれていました。
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機内食は和食を選びましたが、思ったより美味でした。
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とにかく座席が180度フラットになるのは楽ちんです。
エミレーツのビジネスの最大の特徴はバーラウンジがあることで、いつでも自由に利用できます。
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前置きはこの位にして、次回から旅行記の本題へ入ります。


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Commented by saheizi-inokori at 2018-04-09 09:54
楽しみに読ませていただきます。
レバノンの地図を改めてよく見ました。
こんなに小さかったんだ。
Commented by kanekatu at 2018-04-09 10:05
こんなに小さくて、こんなに多彩な国は他にないでしょう。
長丁場になりますが、お付き合いください。
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by kanekatu | 2018-04-09 07:22 | レバノン | Comments(2)

憂きな中にも旅の空


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