憧れのレバノン・5(シドン)
2018年 04月 17日
エシュムーンは狩りの好きな美青年でしたが、愛の女神アステルタに言い寄られ、逃れるためにエシュムーンは自殺してしまいます(モッタイナイ)。
悲しんだアステルタは彼を神として生き返らせます。
そうした伝説に基づきBC7世紀に建立されたのがエシュムーン神殿ですが、4世紀にローマによって破壊されてしまいます。
紀元前12世紀にはフェニキア人の都市国家として、交易の拠点として繁栄します。
BC6世紀からのペルシャ時代にはペルシャ第5の州都として最盛期を迎え、またガラスの産地としても有名でした。
その後は沿岸部の重要な軍事拠点として、ローマ、十字軍、トルコなどから侵略を受けて、多くの遺跡が残されています。
12-13世紀にかけて十字軍との攻防の砦となり、最終的には十字軍の城塞となりました。
その後破壊され、ビザンチン時代に橋がかかり陸とつながりました。
城門。
1階にラクダや馬が繋がれていて、2階は宿泊施設がありました。