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憧れのレバノン・5(シドン)

4日目の最初の観光はシドン郊外にあるエシュムーンです。
エシュムーンは狩りの好きな美青年でしたが、愛の女神アステルタに言い寄られ、逃れるためにエシュムーンは自殺してしまいます(モッタイナイ)。
悲しんだアステルタは彼を神として生き返らせます。

そうした伝説に基づきBC7世紀に建立されたのがエシュムーン神殿ですが、4世紀にローマによって破壊されてしまいます。
エシュムーン神殿でわずかに壁の一部が残されています。
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床にモザイクが敷き詰められていたようで、一部がこの様に残っています。
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大学のボランティアによってモザイクの修復作業が行われていました。
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シドンはベイルートから地中海に沿って南に40㎞、レバノン第3の都市です。
紀元前12世紀にはフェニキア人の都市国家として、交易の拠点として繁栄します。
BC6世紀からのペルシャ時代にはペルシャ第5の州都として最盛期を迎え、またガラスの産地としても有名でした。
その後は沿岸部の重要な軍事拠点として、ローマ、十字軍、トルコなどから侵略を受けて、多くの遺跡が残されています。
海の城塞です。
12-13世紀にかけて十字軍との攻防の砦となり、最終的には十字軍の城塞となりました。
その後破壊され、ビザンチン時代に橋がかかり陸とつながりました。
城門。
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城塞よりシドン旧市街をのぞむ。
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城塞の内部。
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城塞の先端から地中海をのぞむ。
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旧市街のスーク近くにあるキャラバン・サライです。陸上輸送されたものはここで交易が行われました。
1階にラクダや馬が繋がれていて、2階は宿泊施設がありました。
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シドン旧市街のスーク。この一角に名物の石鹸博物館があります。
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スークの外には露店の店も。
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昼食では、生野菜タップリのメーザ。レバノンは比較的水がいいので、安心して食べられます。
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こちらはモロヘイヤ。
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メインの揚げ物も大皿で出され、取り皿に移して食べます。
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米とナッツと乾燥アラビアパンの盛り合わせで、これもメーザです。海外では米を野菜として所が多いです。
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午後からはティール観光です。


by kanekatu | 2018-04-17 09:45 | レバノン

憂きな中にも旅の空


by kanekatu