バールベックのランドマークともいうべきバッカス神殿です。
これが見たくてはるばるレバノンまでやって来たのです。この角度から眺められるは、ジュピター神殿の床面がいかに高いかを示しています。
私も今まで世界の色々な遺跡を見てきましたが、これほど巨大でこれほど美しい建築物を見たことはありません。
写真中央の一番下あたりに、米粒ほど人の姿が見えますが、それで大きさが想像できると思います。
人の姿を拡大したもの。
この神殿は破壊からは免れたのですが、何度か大地震にあって風化も進み、壊れてはきています。これは柱の最上部にあった彫刻で、雨水はこのライオンの口から吐き出されていました。
神殿入り口の階段、神殿の床の高さは5m。
アーチの天井部分にはこうした細かなレリーフが施されています。
バッカス神殿の内部で、ただただ巨大。かつてはレバノン杉で天井が作られていました。
柱にはこうした細かなレリーフ、気が遠くなるような作業だったんでしょう。
壁面のレリーフ。
壮麗さと繊細さの融合とでも言えましょうか。
柱の最上部には全て彫刻が置かれています。
これは壁面の落下物ですが、クレオパトラが彫られています。
神殿にクレオパトラとは意外な感じもしますが、祀っているのが酒神バッカスだからでしょうか。
これも壁面のレリーフですが、日本の見ざる聞かざる言わざるの三猿に似ていて面白いと思いました。
さて、長いバールベックの観光も終わり、昼食です。
レバノン観光での昼食は14時から15時でした。朝食をしっかりとっておかないともちません。
これからはレバノンワインの産地クサラで、ワイナリー訪問とワインの試飲。
このお嬢さんがワインの銘柄を説明しながら、グラスにワインを注いでくれます。すっかり出来上がってしまったせいか、写真がぶれてます。
この日はいつもより早くホテルに入り、近くのスーパーで買い物を済ませました。
夕食のメインは、忘れました。
スイーツ。
次回はベイルートの国立博物館見学ですが、レバノン内戦について触れてみたいと思います。