クロアチア・スロベニア旅行記(3)

クロアチアに入国して最初に着いたのはオパティアで、今夜はここで泊りです。オパティアという街はハプスブルグ王家の時代からクロアチア屈指のリゾート地と知られ、現在も海岸線に沿ってリゾートホテルが立ち並び、マリンスポーツも盛んです。
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ヴィラ・アンジョリーナは1844年に当時の豪商ジニオ・スカルパによって建てられたゲストハウスで、名前は彼の妻の名前に因んだものです。今は植物園となっており、庭園は美しい花で飾られています。
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海岸は遊歩道になっていて、夕方になっても多くに人が散歩していました。
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宿泊した「グランドホテル4」はなかなか良いホテルでしたが、夜の9時ごろたまたま一階のホールに下りてみたら、若くて飛び切りの美女たちが下着姿で並んでいてビックリしました。後で聞いたらミスコンの女性たちだったそうです、もっと驚いたのは、その傍らに熊の着ぐるみが立っていて、そこに沢山の子どもが群がって遊んでいたことです。一体なんの集まりだったんでしょうね。
気が弱いもので、ついつい写真を撮り損ねたのが心残りです。
スロベニアのホテルでは、夕食がホテル内のカジノの中のレストランだったのですが、入り口でパスポートの提示を求まられ、おまけに顔写真まで撮られました。入国審査よりはるかに厳重でした。
それと、今回のツアーで泊ったホテルでは、いずれも女性からの勧誘は全くありません。やはりヨーロッパのせいですかね。売春のない国は無いでしょうが、普通のホテルで客引きがあるのは、アジアの特質でしょうか。

クロアチア、正式名称はクロアチア語でRepublika Hrvatska、通称はHrvatska(フルヴァツカ)です。日本での表記はクロアチア共和国で、一般にもフルヴァツカと表記されることはありませんが、国の略号は「HR」です。
面積は九州の約1.5倍、人口は450万人で、首都はザグレブです。一人当たりのGDPは12400ドルですからスロベニアの半分です。宗教はローマンカトリックが88%。
意外なことにEUには未加盟で、これはオランダのハーグに設置されている旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷から訴追されているクロアチア軍退役将軍アンテ・ゴトヴィナの同法廷への引渡しが条件となっていたためです。クロアチア国内に反対する勢力がありましたが、引渡しが終わったので、近い将来EUへの加盟が認められる予定です。
通過はクーナ・Kn(ツアー時点で1Kn=23円)ですが、ホテルなどではユーロが使えます。
物価はスロベニアに比べると安い、と言うよりはユーロ高のためEU加盟国はどこでも物価がとても高い。北欧や西欧ではレストランのビール代が1000円近くするので、酒飲みは飲み物代だけで1日5000円が消えることになります。

クロアチアの最初の観光はザダルです。ザダルは早くからダルマチア地方の港湾都市として栄え、中世にはヴェネツィアと対抗するほどの勢力を持ちます。ヴェネツィアはザダルの地形がアドリア海の制海権にとって重要だと考え、遂に第4次十字軍を使ってザダルを攻め落とします。十字軍がキリスト教の都市を攻撃するという歴史的汚点を残す出来事になりました。
以後この街は、ヴェネツィア共和国の支配下に入りますが、教会など多くの宗教施設が残る街として、多くの観光客を集めています。

旧市街の中心にフォーラムがありますが、ここは紀元前1世紀~紀元3世紀に神殿が建てられていた場所で、今は完全に破壊され基礎部分が残っているだけです。
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昼食は市内のレストランで、メインはイカ料理でした。
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フォーラムの直ぐ横にある聖ドナト教会はザダルのシンボル的な存在で、9世紀に建立された古い建物です。
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聖ストシャ大聖堂のファザードです。この教会は12世紀に建てられたダルマチア地方最大規模を誇ります。十字軍の攻撃や第二次大戦の時の爆撃で被害を受けながら、その都度修復が行われました。
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大聖堂の南側にある塔で、ここからザダル市街が一望できます。
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聖マリア教会で、ベネディクト会の女子修道院が隣接されています。
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フランシスコ会修道院は13世紀の建築で、写真は内部の回廊です。
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ザダル市内の建物の中には、こうしたクロアチア内戦の際に破壊された建物がそのまま残されています。この街が世界遺産に登録されていない理由はこのためと説明ありましたが、納得いきません。他の世界遺産と比べても歴史的価値に全く遜色が無いと思います。
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聖ストシャ大聖堂の塔から見たザダル旧市街です。
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手前が旧市街、上に見えるのが新市街で、この写真で見るとザダルが港湾都市であることが良く分ります。
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母子の写真ですが、残念ながら赤ちゃんの顔が写っていないですね。
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4人連れの娘さんたちですが、右から2人目の人は何頭身あるのでしょうかね。
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バスはこの後、シベニクに向かいます。
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by kanekatu | 2008-05-23 10:41 | クロアチア | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


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