クロアチア・スロベニア旅行記(9)
2008年 06月 08日
首都ザグレブから南に110km、プリトヴィッツェ川とコラナ川の合流点にこの湖畔公園があります。大小16の湖と、標高639mから150mまで階段状に流れ落ちる92の滝が、独特の湖畔の姿を形成しています。
東側の入り口から入ると直ぐに、プリトヴィッツェ川とコラナ川の合流点にある落差78mのヴェリキ・スラップが見えます。
写真では到底その大きさを表現できないのが残念です。
地図を見ても一つ一つの湖や滝に名前が付けられていないで、下流から上流に向かう景色を写真で味わって貰うしかありあません。
こうした大小様々な滝を見ることができます。
公園内は木製の遊歩道が設けられており、観光客はその上を歩くのですが、写真撮影に夢中になってツアーメンバーの一人が湖に落ちてしまいました。幸い直ぐに助けられたのですが、柵が無く、足元が悪い場所もありますので、散策には十分注意が必要です。
移動は徒歩ですが、距離の長い所は遊覧船やエコロジーバスを使います。
水の色が場所や時間帯により次々と変化するが、とても幻想的です。
水量の多い時期でしたので、滝はいずれも見応えがありました。
映画のワンシーンを見ているような、幻想的な景色です。
2006年の中国・四川省にある九寨溝を訪れた際に、その余りの見事な景観を眼にして、あるツアー参加者に「この湖の景色は世界一でしょうね」と話しかけたら、「いやクロアチアのプリトヴィッツェの方が上」と言われ、それならそっちも見てやろうと決意しました。
私の見立てでは、規模、美しさ共に九寨溝の方が遥かに上回っています。九寨溝を先に見た人は、見劣りがしたのではないでしょうか。参加者の感想も、やや期待外れの声が多かったように思います。
これは過大な期待の反動であり、プリトヴィッツェに責任はありません。
この後、最後の観光地ザグレブに向かいましたが、途中slunjという小さな村をで写真ストップ、ここでも美しい滝の姿を見ることができました。