神しろしめす国ギリシヤ・その7

クルーズ2日目の朝、トルコのクシャダス港に着きました。ここからエフェソスの古代遺跡までは近いので、船内オプションでエフェソス観光に参加する人は早目に出発。以前トルコに行ったことがある人の殆んどはゆっくり下船して、クシャダス港の周辺を散策ということになりました。
船から見たクシャダス港周辺の風景です。
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下船してからトルコの入管事務所を通るのですが、事前にはクルーズIDカードを提示するよう指示がありましたが、実際には下船、乗船時共に誰も職員がいず、ノーチェックでした。
クシャダスの海岸線の町並です。
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港から徒歩で10分ほどの所に、ギュヴェルジン島という小さな島があり、本土とは橋でつながっています。橋は観光船やプレジャーボートの発着所になっています。
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島内は特別の施設があるわけではなく、島の尖端に小さな灯台がありました。
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昼になると停泊していた船が一斉に出港し、岸壁にはチケット売りの女性が一人ポツンと座っていました。
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時間が余ったので、海岸にあるレストランに入りビールを注文しました。カンカン照りの道を歩いた後の冷えたビールは格別です。値段はギリシャの半額くらいですし、店員の愛想は良いし、すっかり気分を良くして船に戻りました。

クシャダスを出航して1時間、サモス海峡にさしかかります。ここはギリシャとトルコの間が約4kmと、最も接近している場所です。
写真はギリシャ側です。
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午後はパトモス島に寄港です。パトモス島は小さな島ですが、キリスト教徒にとっては極めて重要な島です。キリストの使徒の一人である聖ヨハネがここで「黙示録」を執筆したとされており、その洞窟とヨハネ修道院は世界遺産に登録されています。
船内オプショナルツアーが設定されていましたが、添乗員の気付きでタクシーの相乗りで島内を巡ることとなりました。
港から黙示録教会まで行き、一度下車して30分後に迎えに来てもらい、そこから修道院へ行き下車して1時間後に再度迎えに、その後港まで戻って運賃は25ユーロですから、4人乗りなら一人当たりでは4.25ユーロです。オプショナルツアーだと45ユーロなので、10分の1の費用でで済みました。ツアーの場合英語ガイド付きで、しかも内容の大半が聖書に関することですから、参加してもチンプンカンプンだそうです。添乗員の機転に拍手です。

ヨハネは西暦95年にエフェソスに伝道で訪れますが、ローマ皇帝ドミティアヌスにより追放され、パトモス島に流されます。
ヨハネが幽閉されていたアポカリプスの洞窟で、復活したキリストがヨハネの前に立ち、「恐れるな。わたしは初めであり、終わりであり、また、生きている者である・・・」と言いながら、これから彼が受ける事柄を書き記すようにと命じました。これが世にいう「ヨハネの黙示録」ですが、実際には「イエス・キリストの黙示」を記録したわけですね。
この時点で他の12人の使徒は、全員殺害されていましたので、イエスとしては残されたヨハネに託すしか無かったのでしょう。
ヨハネが神の声を聞いた時、洞窟の天井が3つに裂けました(三位一体を示す)。本当です。今でもちゃんと残っていますので、疑るなら行って見てきて下さい。

現在洞窟の上に聖アンナ教会(黙示録教会)が建てられています。
教会の入り口です。
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教会の屋根です。
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洞窟内部は撮影禁止なので、皆さんにお見せできないのが、へへ、残念です。

聖ヨハネ修道院に向かう道で、ここがホラの町です。この周辺も世界遺産に含まれています。
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聖ヨハネ修道院は、ホラの丘の上に1088年、クリストドルロス修道僧によって建てられました。遠くから見ると宗教施設というよりは、要塞に見えます。
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修道院の内部は、本堂、中庭、礼拝堂、資料館などがあり、見応えがありました。
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修道院の屋根です。
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ホラの町から見たスカラ湾で、入り組んだ姿が良く分かります。私たちのクルーズ船が見えます。
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パトモス島、当初はあまり期待していなかったのですが、世界遺産の宗教施設は見る価値十分です。
ただ港の周辺はショップやカフェがあまり無いので、施設の見学に興味ない方は、下船しないほうが良いかも知れません。
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by kanekatu | 2008-08-22 09:59 | ギリシャ | Comments(0)

憂きな中にも旅の空


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